セナンク修道院の小さなお客さん

2022/08/26Bruxelles.Comments: 0

いや〜昨日は暑かった、ブリュッセル。
またしても日中32度ざんすよ。昨日は外出したワタクシですが、家に帰ったら速攻でシャワー浴びました。これじゃまるでプロヴァンスにいたときみたいだわと思わず懐かしく思っちゃったり。

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さて、天空の城ラピュタ、もといGordesを後にして途中のオリーブ畑のある山の中腹でサンドイッチでサクッとお昼ごはんを済ませたワタクシ達。

Gordesと来ればもれなくセットになってるセナンク修道院へ向かうざんすよ。Gordesの駐車場に止まってた中国人観光客を乗せた観光バスも同じルートと見え、ワタクシ達はお昼ごはんを食べるまではず〜っと後を付いて行ったのであった。カーナビ見なくても迷いませんわ（笑）。
Gordesからは10分位で到着できちゃうセナンク修道院。ここはラヴェンダーの畑で有名ですよね。ええ。

でも、ワタクシが事前に問い合わせてもはやすっかりラヴェンダーは終了と言うのは分かっておりまして

まあ実際に見ればこんな風ですわ・・・

やけに緑が眩しいの。
すっかり刈り込まれてスッキリしたようにも見えるラヴェンダー畑が広がっておりました。でも、思ったほど広大じゃないんですね。
修道院の方に向かっていくと修道院前にもキレイに刈り込まれたラヴェンダーの畑が

モデルはトップガンSean。
実際のところ、ラヴェンダー畑の周りにはしっかり編みが張ってあるんで近くでは見られない様になっております。だからラヴェンダー畑のど真ん中で記念撮影なんてことはここでは無理の様子。
まずは修道院内のガイドツアーに参加

十字架を背に（一応）カトリック信者の父と息子の図。
ここはその昔修道僧の寝泊まりしていたところだそうな（だったと思う・うる覚え・汗）。
ツアー参加者は全員フランス人だった模様でガイドのお姉さんは達者なフランス語で説明をされてましたが、時々挟む「um…」というので英語圏の人と推察。
ワタクシの印象に残ってるのはやっぱりこの回廊

お庭が春夏秋冬を表しているんだそうな。
こういうところって日本の禅寺に通じるところがあるな〜と。ワタクシの大好きな緑色のアナベルが満開でキレイでした。
ツアー客でゾロゾロと観て回るものの、ここは修道院、無駄口は禁物なのである。ガイドさんはごく普通のトーンで放すので説明はイヤフォンで聞くシステムになっておりまして、最初に周波数を合わせるのがお約束。
あちこち見て回った後、最後に修道僧の会議場のような部屋に到着

椅子が6脚。
実は、セナンク修道院にはたった5人の修道僧しかいないんだそうで、修道院というのは10人以上の修道僧がいないといけないらしいので、現時点ではここは修道院とは呼べない状況なんだそうな。一応研修僧の出入りがあるのでなんとか成り立って入るものの、今はカナダから来た研修僧が一人いるだけ（だから5人プラス研修僧1人で6人）。彼は正式な修道僧とは違ってより簡単な仕事をしているそうな。
てことはたった5人であのラヴェンダーの収穫をしてるってことなんですか？いや〜そりゃ大変だ。
このご時世修道僧になろうなんていう若者はなかなかいないんだろうな〜。修行も大変そうだしね・・・。なんとか続けていけるように頑張ってほしいざんす。
そんなツアーの最後の最後にガイドさんが実は秘密のお客さんがいるんです・・・と教えてくれたのがこちら

天井にちいさなコウモリ。
どうやらず〜っとこの場所にいるそうで、ワタクシたちだけでなく他のツアーが来ても動かないでじっとしてるんだそうな。
ガイドさんが教えてくれるまで誰も気づいてなくて、これを聞いた後みなさんおお〜となって写真撮りまくっておりました。恐らくこのコウモリでこれまで聞いてた説明は半分ぐらいは飛んでった可能性大ざんす（笑）。
ツアーがお合わったあとはみなさんブティックでショッピング。
ワタクシはそれほどお土産品には興味がなかったものの、修道僧さんたちにほんの少しでも援助になればとちびっとだけお買い物を

ラヴェンダーのナヴェット。
すまぬ、修道院で作られたものではないんだけど、ワタクシの大好きなナヴェットがラヴェンダーの味だと言うのについフラフラと・・・。今回は残念ながらマルセイユまでは行けなかったんでまあ許してもらおう（ナヴェットはマルセイユのお菓子）。隣りにあるのはブティックからのプレゼントのラヴェンダーのサシェ。なんかおまけのほうがでっかいような（汗）。
こんなに有名な修道院なのに、内情を知ると結構大変なんだな〜とちょっとしんみりいたしました。修道院の存続をかけてみんな、頑張って！