火垂るの墓
水曜日にカルチャー系のTV局のArte(アルテ)で火垂るの墓が放映されたので久しぶりに観てみました。
フランス語のタイトルはLe Tombeau des Lucioles
「火垂る」っていうのがフランス語にはどうやっても訳せないので仕方ないですがね・・・。どうやらこの野坂昭如の小説の「火垂る」には空襲の火の粉や焼夷弾のイメージが重なっているそうですが。
さてこの録画、実はSeanが「ママ〜、水曜日にアニメやるから録画してね」と言うので、え、火垂るの墓だよ?大丈夫かな〜と思いつつ「お兄ちゃんと妹が戦争で死んじゃう悲しいお話なんだけどいいの?」と一応聞いてみたら「うん、いいのボク観たいの」と。あ、そう。じゃあ録画しておくねとピシっとリクエストに答えた次第です。
ワタクシ、この映画観るのは2回めでして最初見た時はあまりの可哀想なお話に涙ボロボロで号泣してしまいましたが、今回はわりと普通に鑑賞しましたね。確かに節子が死んじゃうところは目頭が熱くなりましたが泣いちゃうほどではなかったな〜。この映画がなかなか放映されないのは悲しすぎて2回観たくないという人が多いからとか(それで視聴率取れないとか政治がらみとかやけに大人の事情が絡んでいるらしい)。ううむ、気持ちはわかるね。
最初に見たのもやっぱりベルギーだったような気がするんだけど(いや、もしかしたら里帰りした時だったかも?あまりに前なので記憶がね・・・)今回観たのはラストがなにげにカットされてたみたいです。オリジナルは冒頭の清太が三宮の駅で餓死してしまうシーンに戻り、駅員がサクマドロップの缶を放り投げると節子の遺骨と一緒にホタルが出てきて2人の魂が一緒になり、最後は兄妹の亡霊が現代の神戸の夜景を眺めているところで終了、って感じだったのではないかと思うんだけど、今回のは節子を荼毘に付した後清太が近くの洋館から流れてくる埴生の宿を聞きながら節子のイメージがフラッシュバックしたりした後で神戸の夜景で終了って。え?これで終わっちゃうんですか?的な感じでしたね。このカットの背景にはまたしても大人の事情でもあるんだろうか。
さて、昨日録画した火垂るの墓を鑑賞したSean先生どうだったかと言えば、割と普通に観ておりました。怖がるかな〜と思いきや、結構真剣にガン見していて時々分からないところがあるとワタクシに質問したり。きっと子供たちが死んじゃったことがよく分からなかったのかも。このご時世で食べるものも食べられず餓死しちゃうなんてことは想像できないだろうし(そのぐらいアフリカの飢餓の様子がニュースとして入ってきていないってことで)、仕方がないことなのかもしれない。今度里帰りしたら父に戦時中の話でもしてもらうかな。
Seanはもうすぐ8歳になるけど、このぐらいの年齢でもちゃんとこの映画は鑑賞できますね。悲惨な内容だからトラウマになるのではと尻込みせず是非子供たちにも観せてあげたい一本ではないかと。
ジブリのDVDってなにげに高いのが玉に瑕ですが。
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うふふ、実は日本語のDVD持ってるんです。観てないだけで・・・理由は上の通り。なかなか一緒に観てくれないんですよ。。
なんともったいない・・・!録画しませんでした?吹き替えでもなかなか良いもんですよ。
予告編観ただけで涙がじわっと沸いて来ますよね、これ。
TVこっちでもやってましたよ。観ようかなぁと思ったけれど吹き替え
だったので止めちゃいました。しかも夫に今日はこんな悲しいの観たく
ないと言われて!!!!!