ELLE

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もう今年のオスカーからは随分時間が経っちゃいましたが、何が残念だったかっておフランス女優のイザベル・ユペールが主演女優賞を逃しちゃったってことですかね・・・。もしかしたら最初で最後のチャンスだったかもしれないのに、これから何度でもチャンスが有るはずのエマ・ストーンが受賞したってのはやっぱりこれは国籍のせいかしら、などと噂されてますがさてどうなんだろうか。
てなわけで観てみましたそのイザベル・ユペール主演の問題作「ELLE」。実はワタクシこれをシネマで観たわけではありませんで、2月頃にYouTubeで観たんだけどこれがまあ画面の荒い映像で目がしょぼしょぼしてきちゃってじっくり観れず。で、最近になってもう一回観てみるかと観直してみたわけです(どっちにしても画像が荒いのしかなかったけど)。
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監督はかつてバイオレンスとエロを撮らせたら右に出るもの無しと言われたポール・ヴァーホーヴェン(なんかココアの名前みたいですね〜あ、ヴァンホーテンか。ま、オランダつながりってことで・笑)。ロボコップやら氷の微笑(この日本のタイトルはなんとかならんのか)で押しも押されぬハリウッドの監督になったところが「ショーガール」という超駄作で大コケしてその後ハリウッドを半ば干されちゃってたというオランダが産んだ変態監督ですね。既にあちこちのレヴューで紹介されているのでサラッといきますがこの「ELLE」のヒロイン役があまりの非倫理観ゆえにオファーされたハリウッド女優が尻込みしてどうしようかと思っていたところにイザベル・ユペールが興味津々ということで主役に決まったそうで。まあ、映画を観れば確かに倫理観ないわね・・・。っていうかこんな女が身近にいたらコワい。しかし、イザベル・ユペールと言えばクロード・シャブロルとのタッグを思い起こしてしまうワタクシですがドロドロ情念系が十八番で、確かにアナタがこの映画に興味をもつのも分かるね、という感じ。なにしろレイプされた被害者のはずが加害者を発見した後もその相手とレイプごっこにハマるっていうのは倫理のかけらもないですわ。でもね、レイプっていうと思わずクラ〜い感じになりがちなところが妙にブラックコメディっぽくておもしろかったのである。まあ、こういうところがアメリカの女優が引いた理由なのかもしれないですが、さすがエスプリの分かるフランス人は違うね!と感心したり。
それにしても、イザベルさんは御年64歳だそうだが昔とあまり変わらないというか、もしかしたら不老だったりするんじゃ?などと思ってしまうくらい老けてないのだ。
こちらはきっちりメイクしてないイザベル嬢


ピーター・リンドバーグ大先生撮影。
メイクしてなくても十分おきれいですね。むか〜しとある雑誌で彼女のインタビューが載っていてそこにインタビュー前の彼女がメイクさんにペンシルでちょっとずつちょっとずつアイメイクさせていたなんていうのを読んだことがあって、細いペンシルでアイメイクって一体どんだけ時間がかかるんだろうかと完璧主義ぶりに感心したもんです。
この映画ではイザベルさんはレイプされる役柄ですので惜しげもなく胸元開けたりして文字通り体当たりなんですがとてもじゃないが還暦過ぎた女性とは思えないナイスバディで驚きました。ワタクシもこんな60歳になりたいものです・・・。

こちらは町田智浩さんのちょこっと解説


ほんのさわりだけですが参考までに。

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