Seanのボーイスカウトデビュー

Seanのボーイスカウトデビュー

いや〜昨日はいいお天気でしたわ〜。洗濯物も一日で乾いてくれるというね。ここんとこ2日かけてやっと乾くという日が続いていただけにこのピーカンはウレシイ限り。どうやら今週はこんな感じのお天気がつづいてくれるらしいブリュッセル。さてどうだろうか(あてになりませんのでね・・・)。
そんな晴天の日曜日、我が家のSeanはボーイスカウトデビューいたしました。
日本では少年部をカブスカウトと言うと思うんですが、こちらでは(少なくともフランス語圏はこうなんじゃないかと)ルフトー(Louveteaux – 複数形で子供の狼という意味)というそうで、ワタクシ最初にPaulがルフトールフトーというのを聞いてルフトハンザのルフトだと思い込んでおりましたら全然違っておりました(汗)。本場アメリカではなんていうんだろう。やっぱりカブなのかしらん。
このルフトーは8歳から12歳の男子で構成されていてSeanは8歳ということで満を持しての参加なのであります。Paulの家族はどっぷりカトリックなのでご多分に漏れずPaulも少年時代にボーイスカウトをガッツリ経験しておりまして、8歳になったらSeanを絶対(ここんとこ強調)ルフトーに入れるんだと息巻いておりました。そんなPaulの思惑をよそにSeanは「ふ〜んいいよ〜行っても〜」というスタンス。
ところでワタクシこのボーイスカウトに関しては全く無知でして、ボーイスカウト(仏語はスクート – scouts)がカトリックの教会付きとは夢にも思いませんでね。だって日本だと街角で赤い羽根やら緑の羽根やらの募金をしてるボーイスカウトしか思い出せないのでよもやその背後にキリスト教関係があるなどと想像もつきませんでしたの。
ちなみにボーイスカウトの階級というか年齢構成をバクっとご説明しますと
Balladins – バラダン 6歳から8歳の男子
Louveteaux – ルフトー 8歳から12歳の男子
Éclaireurs − エクレルール 13歳以上の男子
Pionniers – ピオニエ 16歳から18歳の男子
Pionniersになるともはやオッサンの風格とでも言おうか(笑)この辺の男子はシェフ的な役割をしてる様ですね。あら女の子が見当たらないわねと仰るお方、ガールスカウトもちゃんとありましてこちらはまた別の部隊。Louveteuxに相当するのがLutins – リュタンという名前です(小人のような妖精のような?)。
さて、ボーイスカウトに入るからにはまずはユニフォームから、ということで前日の土曜日に指定のユニフォームを買いに出かけました我ら。こういうところだけは手回しのいい(笑)Paulが予め調べを付けておいたボーイスカウト用品専門店(ええこういうのがちゃんとあるんですのよ、奥さん)へと向かいまして

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あったあった。
ボーイスカウト専門店が普通にあるってところがなんか気合の入り方が違うね。ちなみにこの手のお店は市内に幾つかあるそうな。我々が訪れたのはMatongé – マトンゲ – というアフリカンなちょっとディープな界隈の近く。
店内に入るとアウトドア系の商品と一緒にボーイスカウト関連グッズが並んでおりまして、Seanみたいに新調する子供を連れた家族がチラホラと。今回はとりあえずみんながどんなのを着てくるか様子見ということで間違いないセーターとソックスだけ買うことに。
やたらノリの良いお店のおじさんにフィッティングしてもらうSean

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ふむ、なかなかよさ気だね。
ルフトーのカラーはボトルグリーン。ソックスはハイソックスでグレーと決まっております。
ちゃんとボーイスカウトレーベルなんだな

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基本、ウール混で(つまりアクリルも入ってる)なにやら保温効果はバッチリみたいですが、夏場はどうするんだろう。また違うユニフォームが登場するんだろうか(キリスト教関係なのにやけにお金がかかるのね)。
さて翌日。10時半に集合ということで支度をして準備万端のSean先生。
さあどうだね

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ま、それなりに。
お店のおじさんがスカーフは部隊のカラーが分かってからでも平気だから、と言ってたので購入しなかったんだけど、スカーフないとやっぱりちょっと寂しいね。ま、いっか。
で、いそいそとPaulに連れられて出かけて行きました。帰ってきたPaulによると今日は森方面に行くそうだ。ふ〜ん。しかしこの時点で森に行くとはどういうことなのかということは全く予想がついていないワタクシなのであった。
17時帰着ということでPaulと一緒にお迎えに行くとガールスカウトの方は既に戻ってきておりました。集合場所が別ということで教会前に行ってみると一足先に年上のお兄ちゃん達が帰ってくるところ。
な、なんかちょっとさ〜

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キミたち、どろんこじゃないか!!
汚いどころじゃないっての。ズボンなんか元の色が判別できないくらいに汚れてるし。一番右の兄ちゃんなんかくっきり後ろ半分だけドロドロだし(笑)。いやもう泥の中を転がり回ったとしか思えないような汚れっぷりにドン引きしましたわ・・・。ねえねえ、年長の兄ちゃんたちでコレだったらちびっこ共は一体どんだけ汚れてるんだろうかとこの時点で既にか〜な〜りブルーになったワタクシです。でもね、そう思ったのはワタクシだけではありませんで、同じクラスのママもこのムサ苦しい兄ちゃんたちの様子を見て「ああ、うちの子はどんなふうになって帰ってくるのかしら!」と心配してました。
そうこうしてるうちにおっと向こうから声が聞こえてきた。どれどれ子供たちのなりはどうなんだ。Seanは無事か?!(っていうか汚れ具合が許せる状態かどうかってことですね・笑)
そしたらあの兄ちゃんたちほどではなくて(かなりイっちゃってる子もいましたが)ちょっと安心。でも半ズボンが結構イッてるな〜(汗)。膝の辺もドロドロだしな〜。いや、これで車のシートにまともに座ってほしくないわ。
と、子供たち、シェフを前に輪になった

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Seanは早速お友達になった子の隣をゲットしております。
子供たちのリーダーではないかと思われる3人ほどの男の子がなにやら雄叫び、もとい掛け声をかけて一斉にシュプレヒコール

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Sean口パク(爆)。
こうやって掛け声かけながら後ろに反っくり返るのがお約束らしい。
なんだかこれ見てると花の応援団を思い出してしまうワタクシは昭和の女(笑)。
最後はシェフたちにひとりずつご挨拶を

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Seanはなにやら敬礼をしておりますが。
実は挨拶にも決まりがあるらしく、Seanがやってる敬礼みたいなのはシェフがするヤツでして(Seanはシェフの真似をした模様・汗)部隊の子供たちは軍隊式にかかとをカチンと合わせてからシェフと握手をするというのが習わしだそうだ。だから今回が初めての子たちはどうやって挨拶をするのか教えてもらってました。
いや〜これだけ見てるとなんというか軍隊みたいですが、こっちの学校ではこういうのがわりとユル〜い感じなのが、ボーイスカウトでは規律正しく上下関係もキッチリと仕込まれるので親御さん達は結構ボーイスカウトに入れたがる、という話です。なんか分かるな〜。
でもどろんこになって帰ってくるのは困るのよ。このどろんこの理由をSeanに聞いてみたら、どうやらサバイバル訓練的に(とはいってもおこちゃま仕様ですが)地面を這いつくばったりしたそうでそりゃ汚れるわな・・・。ま、楽しかったそうなので良しとするか。
このボーイスカウト、週に2回だそうで、このどろんこ状態が週2であるというね。あ、でもね女の子はキレイなもんだったんですよ。これも男子を持つ親の宿命ってことでしょうか・・・(涙)。

懐かしい「嗚呼!!花の応援団」。ちょんわちょんわを知ってる人はどんだけいるんだろうか・・・。

ワタクシ勿論知ってます(笑)。

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