国家を歌えないベルギー人

国家を歌えないベルギー人

今日は7月21日、ベルギーのfête nationaleでございますね。
かく言うワタクシ、今朝Paulの顔を見るまですっかり忘れておりました。だって外はめっちゃ静かで普通と何ら変わるところもないんでね・・・。車の通りさえ普段より少ないような気がするのである。まあ我が家の周辺は住宅街なんで皆さんヴァカンスにとっとと出かけちゃってお留守なのかもしれないが、この静けさは一体。

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さて、そんな建国記念日のような日になるとふと思い出してしまうのがベルギー国歌の話。今朝もゲームしてるSeanにキミキミベルギーの国歌を歌えるかね?と聞いてみたら即答で「歌えない」と。でもその後に「La Marseillaiseは歌えるよ〜」と。なんたる非国民・・・。確かに国歌を聞くチャンスなんていうのはサッカーの国際試合くらいしかないわけで(ベルギーのスポーツでは国際的に活躍してる選手は少ないからアメリカの国歌みたいにしょっちゅう耳にできないのだ)日本のように学校で行事がある度に全員で国歌斉唱してないベルギー人はどんどん歌えなくなるという悪循環。
じゃあPaulはどうかと聞いてみたら(以前にも聞いたことがあるけどどうせ忘れてるであろう)「もちろん歌えるよ」と言うんでじゃあ歌って見せてくれとリクエストするとフンフンとメロディーを鼻歌で歌うものの歌詞が出てこない。やっぱりねと思ったらここでLa Marseillaiseをちゃんと歌詞付きで歌い出すという始末。コイツらは・・・!と呆れたワタクシ。そこでベルギー人なら誰もが知ってるベルギーの政治家の大失態をふと思い出しまして。
その話ってのは2007年の今日、当時次期首相と言われていた(実際首相になった)フラマン系のYves LetermeがRTBFのインタビューに答えた際のビデオ。
これね↓

いや〜よりにもよってフランス国歌歌っちゃアカンでしょ、先生(笑)。一応笑いながらだからジョークのつもりと受け取れなくはないが、結構マジで数フレーズ歌ったところからすればこれはもうガチで間違えたと見て正解。このニュースは全国放送でアナウンサーからも結構揶揄されてたんで政治家としては相当不名誉なことであったと思われますね(フランスのメディアでも思いっきり取り上げられてたし)。Seanに聞いたら「そんな話誰でも知ってるよ」だそうで、現在に至るまで語り草になるほどの間抜けなインタビューであったってことで。この人は政治家としての功績よりこの間抜けなビデオで死ぬまで語り継がれるんだろうね(苦笑)。
このリンクのビデオには入っていないんだけど、この受け答えの前にも「fête nationalがどうして7月21日かご存知で?」という質問に「ベルギー憲法の交付の日でしょ?」と答えるも、実は1831年のレオポルド1世の宣誓の日だったのを知らなかったっつうのがバレてしまった。彼の後にも数人の政治家に同じ質問をしたところ、正解を言えた人は皆無というベルギーの政治家の情けなさを露呈したという当時結構話題になったビデオなのであった。
Seanに学校で国歌を習わないの?と聞いてみると、小学校のときは歌わせられた(つまり歌詞を教えられた)らしいが、中学校になってからは一切そういう機会もなくなって誰も歌えなくなるんだそうな。そう言えばサッカーの国際試合でベルギーの選手達はあまり歌ってなさそうだけど、Seanによるとフラマン系の選手は歌ってるんですって。確かにベルギーの公用語はフランス語とオランダ語、そしてわずかにドイツ語の三ヶ国語なんで国歌も三ヶ国語になるわけで、なんだかややこしいからまあ歌うのやめとこか、みたいな感じになるんだろうか。同じ国にいながら国歌を一緒に同じ言語で歌うぇないってのもなんだかね〜。そういうところがワタクシが未だにベルギーを完全に好きになれない一因だったりするんざます。

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