さようなら、パパ

さようなら、パパ

夏らしさがちょっとだけ戻った感のあるブリュッセル。
もはや秋なんじゃないかというお天気が続いてたんですが、やっとまともな季節感のある日々が過ごせそうな雰囲気なんですが、ここはブリュッセル、油断はできないのである。

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久々に夏らしさが戻った初日の昨日、Paulのパパのお葬式が行われました。
ワタクシは父のお葬式のオーガナイズを一人でやったんですが、互助会のお陰でワタクシがブリュッセルから帰国するまでに大体の手続きをしてくれてたんで、帰国してからの作業は段取りくらいでそれほど大変じゃなかったのであった(大変だったのはその後の方)。第一、出席者もワタクシと母を入れてたったの4人でお通夜もナシというシンプルさ。しかし、Paulの家族は人数が多いんでさてどうなるのであろうかと思っておりました。これまでにお葬式には何度も出席したことのあるワタクシですが、当事者になるのは初めてで、一体どういう段取りで進むんだろうかと興味津々で成り行きを見守っておりました。
パパが亡くなったのは先週土曜日。亡くなった場所が病院だっただけに遺体安置所があるんでもう少し余裕があるのかと思いきや、割と早く葬儀屋さんの方に移送することに。月曜日には移送してエンバーミングを施して棺に収めるところまではすぐに終了。その後今度はミサをしてくれる教会付きの牧師さんが精神的なリタイア中で代わりの牧師さんを見つけなきゃならぬとアタフタ(これについては下のブログで詳しく)。

火曜日からPaulはすぐ下のきょうだいたち2人とお葬式の段取りやら書類関係やらのミーティングで連日実家の方へ出かけて何やら忙しくしておりました。水曜日にはなんとか牧師さんが見つかって、金曜日にお葬式が決定してホッ。水曜日と木曜日は新聞のお悔やみページに載せる文面とお葬式の弔事を準備するんでパソコンとにらめっこしているPaulの代わりに献花を注文するのはワタクシが担当することに。
このお花がまたヴァカンス中なんで閉まってるお店が多いのよ。いつもお花を買ってるThierry Boutemyさんはお休みなのは知ってたんでご近所にあるお花屋さんを3件ほどピックアップして下見に出かけてみたら3つのうち2つが8月31日までお休みですと。一体どんだけ休むんですかっていう感じざんすよ。最後の一つはワタクシが長年贔屓にしていて惜しまれつつ閉店しちゃったCattleyaのスタッフが始めたお店、Nouveau


ここは以前子供服(ジュニア用)のお店だったところ。
4人の女性が共同でやってるそうで


扱ってるお花を見るとシャンペトルな感じがお得意なような雰囲気ざんすね。
これはもう選択の余地なしでここで決めるしかないということで、その場で白を基調に淡いピンクやブルーのお花を差し色で選んで横に長いタイプの献花を作ってもらうことに。出来上がったお花は写真に収められなかったんですが、野の花を摘んで来たような雰囲気で穏やかだったPaulのパパの雰囲気に沿うようでとても素敵でした。このお花は葬儀屋さんでお葬式に来られない人や親族とお話したい人を出迎えるため、いわゆるお通夜的な感じな場を設けるということでPaulが木曜日にピックアップして現地までデリバリー。その後2時間ほど弔問客の対応をしたそうな。
PaulはPaulママが多少動揺してるんで3日連続で実家にお泊りしておりました。まあ長男だし、家族の中では一番フレキシブルに動けるんでこれは彼の義務ざんすね。でもこの数日間の彼の動向を見るにつけ、アンタその気になればできるじゃん(笑)とちょっと感心いたしました。
そんなわけでお葬式当日。気温27度でやっと夏という感じの快晴で、やっぱり行いの良かった人はお天気も良くなるよね〜と感心いたしました。
会場はワタクシが27年前にPaulと結婚式を挙げた教会


27年ぶり。
ここにPaulのパパとママは毎週ミサに通っておりました。
経験なカトリックの夫婦なので教会関係の友人も沢山参列して、vacancesだというのに親族・友人でもかなりの参列者がいて、父のお葬式ではたったの4人だったワタクシは結構ビックリいたしました。っていうか、ちょっとお父さんが可哀想になったりして・・・(泣)。
Paulは長男なんで2回登壇して最初の弔事でパパの事を「疲れ知らずの彼の脳が砂と小石で塞がれ止まった」と形容したのにはちょっとホロリとしたワタクシなのであった(パパは脳梗塞で亡くなったので)。
こちらのお葬式ではメモワールとして故人の写真をプリントしたカードが配られるんですが、この写真にワタクシが獲った写真を使うことになりまして


こんな感じ。
最初は写真をどうするかはPaulママ次第と言ってた長女Bénéだったものの、この写真を見て「これはパパそのもの」と気に入って、他のきょうだいも全員賛同したんで速攻でこの写真を使うことに。この写真は引き伸ばしてお葬式でも使われました。
このカードの裏には


「夜の道を通らなければ、誰も夜明けにたどり着けない  – ハリール・ジブラーン」
レバノン人のキリスト教徒の詩人の言葉だそうで。深いざんすね・・・。
昨日の夜はママが一人になる最初の夜なのでPaulがお泊りいたしました。昨日お葬式から戻ってきて夕ご飯を食べてる時にSeanが「これでボクはおじいちゃんが一人もいなくなっちゃったな〜」と。うん、確かにそうだね・・・。
パパ、adieu。安らかに・・・。

Bouveau
130 rue Berkendael 1050 Bruxelles
tel: 02 428 87 77

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