Parlor Coffee Roasters

2016/04/22Bruxelles.Comments: 0

ここ数年のブリュッセルではお茶をするちょいと良さ気なcaféやらsalon de théがやたら増えてきたので、お茶するのには困らなくなってまいりました。が、これらの良さ気なお店はどれもこれも似たり寄ったりだったりして。トレンドに乗っているわけなのでそれはまあ仕方がないんだけど、そんななかからホントに良いお店はしっかり残っていくというのが世の常。
ここParlor Coffee Roastersもそんな新しいcaféの一つ。新しいって言っても2012年からなので既に4年目、ワタクシが気づくのが遅かっただけなんですがね（汗）。でも前々からトラムの窓から見るにつけなんとなく気になっておりました（ここんちはchaussée de Charleroiでワタクシがよく使う92番のトラムの路線上なのである）。
さて、そんなParlor Coffee Roasters。Ergonでランチした後にJasmineさんとお茶でおじゃまいたしました。

小さい店構えでちょっとガーリーで可愛らしい雰囲気が。
中に入ってすぐのところにカウンターがあってここでまずオーダーをしてテイクアウトなりイートインなりをするんですね

これは奥の方からの眺め。店内はいたってシンプル。
お店はウナギの寝床状態で奥に細長くて、先にはお庭があるので夏場になるとテラスにでもするんだろうか。
お天気が崩れそうだったので外をチェックしたかったのと明るい席が良かったワタクシたちはその窓際の方へと移動したんですが、窓際の席がなにやら椅子でガードしてある。これはなんだろうか、こんなに空いてるのに予約席？とお店のスタッフに聞いてみたら理由はこれのせい

堂々たるコーヒー豆の焙煎機。
Seanが見たら機関車みたい〜♪と喜びそうなルックスですが、後で調べたら重さ350キロのドイツ製のプロバトーン5という世界のコーヒーの10杯の内7杯がこの焙煎機に因るものだという超プロ仕様の焙煎機なのであった。スゴイね〜。で、どうして窓際の特等席を囲ってたかというと、この焙煎機で焙煎するときの音がかなり大きいので落ち着かないのではという配慮からだったんですね〜。あらそう、そんなに大きい音なんですか？と思ったんですが、その時は音がしてなかったので「ありがとう♡でも外が見えるほうがいいんですのワタクシたち」とニッコリ受け流して日差しが入る窓際にほど近い席に陣取ったワタクシたち。後々若干後悔することに・・・。
程なくしてオーダーが

ええ、コーヒー専門店でお茶を注文するワタクシたちざます（笑）。
あ、でもね、ここんちはお茶もちゃんと販売しておりまして、日本茶のラインナップもなかなか良さそうです（こんな感じ）。お茶請けには抹茶のケーキとチョコチップクッキーズ（ハイ、ワタクシのブログでお馴染みの単数でも「ズ」のつくアメリカンクッキーですね）。スイーツを見てるとなんとなくここんちには日本人のスタッフがいるのではという気がいたしますね。実はこの日もカウンターにはアジア系の女性がいたんですが日本人かな〜どうかな〜と思いつつ思いっきりフランス語でオーダーしてしまったので確認はできず。でもなんとなく日本人なんじゃないかと踏んでおります（こういうのってこっちに住んでると分かるもんなんですよね）。この抹茶のケーキは素朴で甘さ控えめでワタクシ的には良かったですが、甘いモノがお好きな向きには少々物足りないかも。
おしゃべりが弾んでいたJasmineさんとワタクシでしたが程なくしてスタッフのお兄ちゃん2人がおもむろに焙煎機を稼働開始。そしたらですね、ま〜仰るとおりのすんごい音がね・・・。いえ、おしゃべりに支障をきたすほどではないんだけどこのジャラジャラジャラジャラという豆がドラムかなんかの中を回る音が間断なく続くんですわ。お兄ちゃん、君の言ってたことは正しいわ。でももう腰を落ち着けちゃったし今更席替わるのもなんだしね、と暗黙の了解で（もしかしたらJasmineさんは替わりたかったかも）そのまま居座り続けたワタクシたちでしたが、これが1回では終わらなくて数回ありましてね・・・（汗）。
焙煎されたコーヒー豆はこんな風

バケツ4杯。（その後も焙煎したのかしらん）
ま、そりゃ騒がしいティータイムでございました。
きっと他のカフェやレストランにも卸してるんでしょうね。勿論ここんちの店頭やネットでも販売しております。
放置プレーしてもらえてなかなか落ち着く（ただし焙煎機の付近でなければ・笑）ので、次回来た時はカフェをオーダーしてみたいと思ったワタクシです。