Pistlet Originalのサンドウィッチ

2023/07/07Bruxelles.Comments: 0

肌寒いと思ったらいきなり快晴で暑くなっちゃうブリュッセル。
明日は32度ですってよ。雷が着そうでイヤですね〜。この暑さだと明日の夕方頃にはでっかい夕立が来そうざんす。今日お洗濯しといて良かった〜。

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ブリュッセル初体験のUくんを半日観光で案内してお腹が空いたんでランチということで、Sablon方面へと向かったワタクシ達。

いや〜それにしても良く歩いたわ。でも歩いてフツーにメインの観光名所を観て回れちゃうっていうこのブリュッセルのコンパクトさ。あと残ってるのって言えば北の端の方にあるアトミウムくらいじゃないのかな〜。
さて、Sablonに到着、ワタクシt系にはSeanと同年代の男子を連れて行くにはどこだったら喜ぶだろうかと考えて、まあお昼だし軽くサンドイッチが良いんじゃないかとSablonからアンティーク街へ降りる途中にあるPistlet Originalへ行ってみました。

この奇妙な名前のパンはブリュッセルがオリジンらしいんですけども、ワタクシがブリュッセルに来て初めてこのパンを見たのはPaulの実家の家族の集まりだった記憶が。Paulママが「ピストレ、ピストレ」と言うんで一体何のことやらと思ったら、プチパンを指して言っていたというね。このピストレの語源は中世まで遡り、ラテン語のパン職人を表すpistorが段々なまってピストレになり、転じてピストレと言えばパン屋の製品ということになったらしい、だとか、17世紀にこのプチパンが超過課税対象になり価格がブリュッセルでほぼピストルと同じ価格で販売されていたことからピストルを表すpistooltjeからpistletになったとか、などなど諸説あるらしいが、要はブリュッセルが発祥の地のプチパンというところは一致している様子。どっちにしても、このピストレ、ワタクシが初めて食べたときはやけにパサパサしてて美味しかった記憶がないんざます。そんな事もあって、結構前にこのお店が出来てちょっと話題になったものの、あのパンじゃ美味しくなかろうと避けていたワタクシだったのでありました。
でも、せっかくだからブリュッセルっぽいものを食べさせてあげようと（ブリュッセルを代表するパン屋さんのPain Quotidienはもう日本にもあるしね）Pistolet OriginalへGoGo

赤いひさしが目印。
店内も赤と白で

良く言えばレトロ、悪く言えば田舎っぽい（笑）雰囲気を醸し出しているのかしら？
時間的にはまだランチタイムなのでお持ち帰りの人が行列しておりまして、壁のメニューとケースに並ぶ具材を見比べながらしばし悩む

結構種類があるのだ。
悩んだ末、ワタクシがオーダーしたのはこれ

Pistolet Club mayo truffe。
ええ、マヨトリュフって言うのに惹かれちゃいまして、つい。出来上がったのをテーブルに持ってきてみたらアラ嫌だ、ハムが挟まってるじゃありませんの。そりゃそうよ、クラブサンドなんだからハムが挟まってるに決まってるよね（汗）。早速カウンターに取って返して「スミマセン、ワタクシお肉ダメなんでハム以外のものに替えてもらうことって出来ます？」と聞いてみたところ、快くスモークサーモンに取り替えてくれました。やれやれ助かった。ここのピストレ、プチパンとは程遠いハンバーガーのバンズよりもまだデカいサイズで結構お腹膨れます。ワタクシの知ってるピストレなんてホントにロールパンくらいの大きさのまさにプチパンだったんで、これは意外。問題の食感ですが、思ってたほどパサついてなくて、まあ具材と相まってそこそこ美味しかったざんす。Uくんはローストビーフと根セロリのサラダをチョイス、真っ赤なローストビーフがいかにも肉肉しくて、美味しかったと満足げ。そりゃ良かった。ここはイートインはそれほど席が沢山あるようではないんでどっちかっていうとテイクアウトしてピクニックするのが良いのかも。
お腹が膨れたその後は、腹ごなし的に今度はSablonの坂を上ってPalais de Justiceまで歩いてテラスから遠くに見えるアトミウムなんかを眺めて今回のブリュッセル観光を終了したのでありました。いや〜歩いたね〜！