Saint Sylvestreのディナー

Saint Sylvestreのディナー

お正月2日目ですがおせちを作らない我が家ではすっかり通常業務(笑)でいきなり初お買い物。
いや〜やっぱり31日に気合入れるともうおせちなんてやる気出ませんわ・・・。元旦はお腹がいっぱいであまり食欲も湧きませんで、前日の残り物を食べて終了。やれやれ。
いつか本格的なおせちを作ってSeanに食べさせたいな〜と思っておりますが、そのためにはお重を実家から持って帰って来なければならず、はて、そもそも日本へ行けるのはいつの日か・・・。
さて、去年の大晦日、Saint Silvestreのディナーは日本の洋食をメインにがテーマ(って大したことないんですがね・汗)。年末近くに今年のSaint Silvestreは何食べようかと相談してるときにPaulが牡蠣はどうだろうね・・・とつぶやいたんですが、生牡蠣が苦手なワタクシ「牡蠣なら牡蠣フライだったらOKよ」と話したらもう頭の中が牡蠣フライ一色になっちゃったんで、我が家の男子諸君は牡蠣フライなど口にしたことがないからこの機会に日本風の牡蠣フライを体験してもらおうじゃないのということで、メインは牡蠣フライに決定したという次第。
この時期、アントレに生牡蠣をいただく家庭がきっと多いと思ったんでBasculeのCarrefourにある魚屋さんに当日3日前に牡蠣20個を予約したPaul、31日お昼過ぎに喜び勇んで買って帰ってきて見せてもらったのが12月31日の写真だったわけざんす。

写真で見る限りではかなり立派なでっかい牡蠣ざんすよね。
しかし、ワタクシ最初にこの牡蠣を見たとき「ヤダ、殻のまんまじゃないの」と。Paulにはくれぐれも殻を外してもらえと言っておいたのにどうしたことかと眉がキリキリと上がっちゃいましてね。どうやら魚屋さんが殻を外すと新鮮度が落ちるからポイントのところを外しておいたんで剥くのは自分でやるようにと渡されたそうな。いやいや・・・魚屋さん、殻はいらないのよ。っていうかPaul、キミちゃんと何を作るのか説明したのか?本人に問いただしてみたものの、いやボクはちゃんと言ってごにょごにょ・・・とはっきりしない。フン、どうせちゃんと説明しなかったんでしょうよ。仕方ない、じゃあアントレが出来上がった時点で牡蠣を剥くしかないねということでとりあえずは冷蔵庫へ。
手順はデザート→アントレ→メインの順で拵えることに。
今回のデザートはSeanがプリンが食べたいと言うんでリクエストに応えて「Morozoff」のプリンのレシピを参考に。でもワタクシプリンは好きですがあの甘いカラメルが苦手なんざます。なのでカラメル抜きにする代わりにマロンクリームを上に乗せることにいたしました。
しかしですね、レシピ通りにお湯の中で蒸してみたところ、きっちり時間通りなのに全く固まらないという問題が。ええ、レシピに忠実にやっても何故かうまくいかないワタクシですので、こういうのは想定内ざんす(笑)。仕方ないので奥の方に眠ってた蒸籠で更に蒸してみたところなんとか固まったんで粗熱が取れたところでクリームをプラスして冷蔵。よっしゃ、一つ出来た!
そしてお次はアントレだ!と来たところで「そろそろ牡蠣を剥いてみようか・・・」とPaulが言い出したんで、なんだこれからアントレにかかろうという時に、と思ったもののなんとなく牡蠣の大きさを見ておきたかったんで(虫の知らせだったのかも)じゃあ開けてみるかと牡蠣に取り掛かる我ら。
そしたらですね、いざ開けようと思ってみたら開かないのよ。殻の一部を開けてあるからそこから開ければ大丈夫って言われたんだけどってPaulがブツブツ。あのさ〜聞いてきたのはアンタなんだからさ、その張本人ができないでどうしろっていうの。それでもなんとか一つをPaulが開けて塩水の中にハイって入れた牡蠣を見たらなんというか原型を留めていないっていうかなんというか、フランス語で言うとmille morceaux(ミル・モルソー=ぐちゃぐちゃ、みたいな)状態でしてね・・・。ワタクシ思わず「こんなもん使い物にならんわ、アンタこれ食べてくれ!」と叫んじまいましたわ。これで予定の20個が19個に減りました・・・。実はですね、最初はでっかい牡蠣を15個で十分であろうと踏んでたものの、大食いのPaulがなんとなく物足りなそうな顔をしてたんで、じゃあ20個にしてアンタ好きなだけ食べれば!みたいなことを言ってたんですが、今思えば20個にしといて良かったなと胸をなでおろしたワタクシです。
気を取り直して二人で注意深く開けていくうちにだんだんコツが掴めてきてなんとか無事に19個牡蠣を剥き終えてみれば、え〜と、なんかこの牡蠣小さくないですか?ワタクシ一応Paulにくれぐれもでっかいやつ限定でって頼むようにと言っておいたんだけど、どうなってんのコレ。ワタクシの記憶にある牡蠣フライに近い大きさのは19個中4個程度で後はもうなんか3cmあるかないかというミニサイズ。この時点で既に夕方6時。こりゃもう新たに牡蠣を追加しようったって売り切れちゃってるだろうし、これでなんとかするしかないということに。仕方ないんでフライにできそうな野菜といえば、で玉ネギとパプリカをプラスして凌ぐことに決定。
いや〜なんとも綱渡り的な感じで胃がキリキリ痛みましたわ・・・。
そんなすったもんだを経て出来上がったディナーがコチラ。
まずはアントレ


ホタテのカルパッチョ風+野菜のマリネ。
多分コレが一番簡単でキレイに出来たんじゃないかと。だってホントに簡単だったの(笑)。
本当はちゃんとしたホタテのカルパッチョにしたかったんですが、Paulが病気になりたくないって言うんで、冷凍のホタテを解凍して熱湯に1分くぐらせた後にグリルで焼くという二重の殺菌をしたホタテをレモンで〆て、周りにマリネした野菜を散らしてそれなりに。ちょっと和風にポン酢をかけたりしてみました。なかなか乙な味でしたが、ナマのホタテだったらもっとねっとりして美味しかったんじゃないかと。
アントレとプラの間にも一品


うなぎの蒲焼きの押し寿司。
ハイ、真空パックのうなぎの蒲焼はコレになりました。お寿司と言ってもすし飯じゃなくて袋に残ってた蒲焼きのたれをかき集めて(笑)ご飯にまぶしてみました。
横から


それなりに押されておりますね。
この蒲焼きの真空パック、13ユーロ近くしたんですけども、まあそんなに期待してなかったんでガッカリはしない程度のお味といいますかね・・・。ちゃんとお酒を振って蒸し焼きにして蒲焼き復活を目指してはみたんですが、いかんせん皮が弾んじゃって(笑)。もしかしたら細かく切ってひつまぶし風にしたらそれなりにいただけたのかもしれぬ。次回はちゃんとうなぎのタレを入手してひつまぶしでリベンジしたいと思っております。
そしてメインの牡蠣フライ


小さくてどこにいるのか良く分からないっつーの(笑)。
あ、一応茶色いやつの一群の左にあるのが牡蠣フライざんす。小さいんですけど新鮮なだけに味は良かった。でも味わうところまでは行かなかったのが残念。ああ、やっぱり日本のみたいに既に剥きになって塩水にはいってるやつがどんだけ大きいのっていうね。結局Paulが後で調べてみたら今回買ったのはNo.3で小さいサイズだったらしいということが発覚いたしました。ナンダ、一番でっかいのって言ったのに一番(じゃないかもしれぬが)ちっこいサイズ掴まされたんかい(怒)。それでも1個1.69ユーロだったらしいんで、なんですかね、これは高いのか安いのか微妙な感じ。きっとでっかいのは1個3ユーロくらいするんじゃないかと(ご近所シーフードレストランのToucanは3ユーロ以上)。でもね、ちゃんとバッター液作って170度できっちり2分で揚げたんでサクサクでプリプリだったから良しとしますわ。なんとなく大量に刻んだキャベツがすっごく甘くて美味しかったっていうのがウケた(笑)。
そして最後のデザート


マロンクリーム乗せプリン。
さすがMorozoff風というだけあってなめらかで美味しいプリンなんですが、甘いもの好きなおこちゃまSeanには甘みがお上品過ぎたらしい。やっぱりこれはカラメルあってのレシピなんでレシピ通りにカラメルを入れるべきなんだろうか。そうでなければマロンクリームにもっとガッツリお砂糖を入れれば良かったのか・・・。これは次回作る時に調整しないとな〜。
そんなこんなでつつがなくディナーは終了。結構食べたな〜。今週は粗食で体重を元に戻す努力をしなければ・・・(笑)。

ランキングに参加しています!皆さんの愛あるポチをよろしくお願いいたしますね💖
是非こちらを↓ポチッと応援お願いします♪

人気ブログランキング

こちらも↓ポチッとヨロシク💖
にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ
にほんブログ村

読者登録もお願いいたしますね💖
ブリュッセル。超私的なブリュッセル・ベルギー案内 - にほんブログ村

Related Post

Comments:2

  1. ハイハイ、野田岩のうなぎ。
    あそこは関東風なんで蒸すから柔らかいんですよね〜。やっぱりなごやんにはパンチにかけるというか。
    野田岩のうなぎはオランダで養殖してるヤツらしんでブリュッセルでもうなぎを出してくれるお店が出来ても良さそうなんですがね・・・。
    でもやっぱりうなぎは名古屋中心に中部地方の皮がカリッと焦げ目まで美味しいアレが一番です!
    真空パックのは皮がゴム系なんで皮を外しても、と思うんですがやっぱり皮にくっついてる脂が一緒に取れちゃうのが悲しくて(泣)。
    ああ、名古屋のうなぎの蒲焼きが懐かしい・・・。

  2. うっわぁぁ!鰻の押しずしが私を呼んでいるようなww
    一度日本の友人が真空パックの送ってくれたのですがやぱり
    ちょっと皮がね。。と。ついでにパリにあるウナギ屋さんもパリっと派
    ではないんですよ。。私は名古屋備長炭の皮パリが大好きなのでぐにゃっと
    したお店に大金は落とせないですね。。。
    牡蛎ってちじみますよねぇぇ。多分カキフライならNo.1って大きいヤツが
    丁度いい位かもしれないですね。
    因みに今日魚屋さんに寄ったら空っぽでした。。
    あの年末の盛況さはどこへ・・・

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です