ポンピドゥー・センターはやっぱりイイのだ

2023/09/03Bruxelles.Comments: 0

9月になってまたまた暑くなってきました、ブリュッセル。
先週はコート着たりしてる人がいたっていうのにどうしたんだこの夏の再来は！という感じでとっても良いお天気。
先週火曜日からSeanも新学期が始まって5年生（日本式の高2）になりまして、理数系のガッツリコースを取ったんで数2がやたら難しくて今からどうしようかと頭を抱えております。まあ遊んでばっかりじゃいられないってことですわ。

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前日にParis Museum Passのノルマをまんまとクリアしたワタクシ＆Paul（Seanはどこ言ってもタダ）、この日は午後にルーブル美術館を控えてはいるものの、午前中はCenttre Pompidouを観に行こうとちょっと鼻息の荒いワタクシ達なのであった。

鼻息荒いだけに（笑）ちゃんと早起きして10時半ちょい前に現地に到着してみれば、アラ誰も並んでないじゃないの。

何年経っても相変わらず斬新。
おっとこれはラッキーと入り口に近づいてみたら建物から若いお姉ちゃんたち（恐らく夏季のバイトであろう）がわらわらと出てきた。美術館の方を見るとどうもまだ開いてない様子。なんですか、ここって普通の美術館みたいに10時開場じゃないんですか？とお姉ちゃんに聞いてみたら開くのは11時なんですと。なんだ、そんならもうちょっと朝ゆっくりしたのに〜と悔やんでも後の祭り。でもワタクシたちだけじゃなくて広場で待機中のご同類が結構いた（笑）。まあ仕方ないやとせっかくだからSeanにティンゲリーとニキ・ド・サンファルの噴水を見せてやろうとあるべき方向へ行くも、あれ？どこ行った？と思ったら幕が張られてて工事中。っていうか水も入ってないし動いてない。ワタクシこの噴水が昔から好きだったんでなんだか寂しいざんすね〜。
そうこうしているうちに段々人が集まってきたんで行列の先頭に立つべく入り口へ（実際は既に一人女性が並んでたんで2番目）。
11時5分前にお姉ちゃんたちがゲートを開けて建物の入口へと進んで11時きっかりに入場開始。なんだ、こういうところは時間厳守なのね（笑）。
まずはチューブのエスカレーターを上ってメインフロアーへGoGo。
さ〜ここはSeanはもちろん初めて、ワタクシは久々でじっくり鑑賞いたしますぞ。
まずはシャガールなんぞ

このブルーがいいのよ。
シャガールの部屋をじっくり堪能してお次はバウハウスの部屋

名作のチェアーがこれでもか！と並んでおります。
一つ欲しいな〜。オリジナルは超高いけど（汗）。
こちらならまだ手が届くかもしれぬ

ティーセットがマジで欲しい。
レプリカでも良いから欲しいざんす。ガラスのボックスセットも機能美の極みで美しい。
途中外のテラスで休憩して鑑賞再開。
今回見た中でワタクシ的に一番ツボだったのはコチラ

オットー・ディクスによる肖像画。
ごめんなさいましね、ワタクシこの絵がどうしても久本雅美にしか見えなくてね・・・（爆）。しかも最初顔は思い浮かんでも久本雅美の名前がどうしても出てこなくて観終わった後もず〜っと考えててふとした拍子に「あっっそうだっっっ久本だ！」と突如名前が出現して思わず一人でニヤニヤしちゃったワタクシざんす。だって、似てません？

ワタクシは似てると思うんだけどな〜。
もちろん久本の肖像以外にも（いや違うって・汗）素晴らしい現代アートの数々が

バルテュス。
バルテュスの作品は結構沢山あって素敵。
フリーダ・カーロの自画像も

派手だけど小さめ。
彼女の作品はもっとあるかと思ってたらこれだけ。後は彼女の写真くらい。もっと観たかったかも。
オブジェの部屋で

アートを前に議論している風に見える親子（笑）。
そしてやっぱりこの方

ウォーホルのリズ。
迫力ありますね〜。
そんなわけで常設展をガッツリ観た後はSeanがどうしてもてっぺんまで行きたいと言うんで「え〜上はレストランしかないけど〜」というワタクシを尻目に絶対行く！とまたまた暑い中チューブのエスカレーターで最上階へ。
かつてブイブイ言わせてたrestaurant Georgesもお昼時だと言うのにお客さんはパラパラで受付のお姉さんたちも退屈そう。
ま、レストランはスルーして眺めを堪能