Hortense Chapitre 2
最近ベジタリアンのお店が増えているようなブリュッセル。もしやブリュッセルでもやっとベジが市民権を得たということなんでしょうか。ベジのワタクシにとっては朗報なんですが、これが果たして美味しいのかどうかってののはやっぱり試してみないと分かりませんのでね。
そんなわけでちょいと話題になっていたお店、Hortense Chapitre2にJasmineさんをお誘いして行ってみました。ここがどうして話題、というか噂になっているかというともともとここんちのオーナーはSablon界隈でChez Hortenseという名前でシャレオツなバーを営んでいたそうで、それがSablonのバーをたたんで新たにレストランをopenしたそうな。で、そのレストランが100%ベジというのでにわかにワタクシの興味のベクトルがそっちに向いたわけです。バーはね〜別にどうでも良いんですけども、バーマンがベジの料理をするっていうのも何となく面白そうじゃないかと思いまして。そしたらですね、お料理の腕を振るうのはオーナーのバーマンじゃなくてちゃんとシェフがいるんだそうだ。なんだ、そうなの。でもこの若いシェフがベジタリアンで、だから料理もベジ。なるほどね。
それとですね、何が一番ワタクシの興味をガッツリ引いたかというとこのHortense、かなり前にワタクシがご紹介したLa Mercerieというガーリー満開のsalon de théの場所にopenしたというじゃありませんの。ブログで紹介されてた写真を見るとなんというかまんま居抜き状態でして、ま〜お金なかったのかしら、なんて思わず想像しちゃったりしましたが、どれどれどんなもんかと行ってみましたよ。
これがそのファサード
なんかお店の名前が完全に剥がれてなかったりしてません?
こちらbefore
全然変わってないんですが(汗)。
なんとなくそこはかとなく不安というかなんというか。それでも結構お褒めの言葉を頂いてたみたいなので料理の方は大丈夫であろうという期待を胸に入店。
アラ閑古鳥?
まあ、開店早々なんでこんなもんでしょうと(でもワタクシちゃんと12時にテーブル予約しておいたんですの)名前を告げるとお好きなところにどうぞということで、ハイハイ、じゃあすきなとこに座らさせていただきますよと4人がけのテーブルに落ち着いたワタクシたち。オーダーする前にあちこち見回してみるとさすがにガーリー度はなりを潜めておりましたが(ブーケがこんもりなってるのとか取り外してありました)天井だけはどうやら手が回らなかった模様で
天使のフレスコがそのまんま。あ、でもよく見ると天使が捧げ持ってたケーキとかは消してあるような。(キッチン前のカウンターに描かれてたケーキやらお菓子やらのイラストは白く塗り込められておりました)
イス・テーブルの類もLa Mercerieのと全く同じなので恐らくぜ〜んぶひっくるめて買い取ったんでしょうかね。(このあたりの違いはワタクシのLa Mercerieのブログ記事を参考くださいまし)
さて、サービスのお兄ちゃんが持ってきてくれたメニューを見てみるとこんな風
素材しか書いてないので説明を聞かない限り想像出来ない仕組みでございます。
上から恐らく前菜でアンディーブ、パセリの根(って食べられるの?)、レンズ豆。その下がメインの’Sarlardaise’サルラルデーズ?ググってみたらSarladaise(サルラデーズ)しか出てこないんでスペルが多分間違ってるね(笑)。これはドルドーニュ地方のじゃがいもを使った温サラダみたいなものらしい。ま、つまり付け合せってことですが、ここではメインにしてるので多少グレードアップされているのであろう。ジャガイモ、根菜、roasted juiceとあるが、本場のレシピだと鴨の油を使うのでベジではないはずだけど、ここでは何をローストしたジュースなんだろう。そしてデザートにパースニップとブラウンバターにSechuan pepperとあるがこれまたスペルの間違いでSzechuan pepper、つまり中国の山椒の一種(スペル間違いすぎよ)。え〜と最後のデザートが何だか良くわからないんだけど、とりあえずJasmineさんがアンディーブはヤダな〜ということで揃えて二人共メインとデザートの2皿のランチメニューをいただくことに。
まずはメインから
盛り付けがなかなかフォトジェニック。
メインとして提供するだけにオリジナルのレシピのようにイモだけではマズいということで、ゴボウ的なものやらカブみたいなのとかその辺の根菜類が入っておりました(ネギが入ってたけどこれは余分と思う)。一つ気になったのがムースというかクリームの塊というかそんなのがところどころに散らされていて、これがなんとも不思議な味がしましてね。恐らくパースニップなんじゃないかと思うんだけど、これは口に合うか合わないかが分かれるところじゃないかな〜と思いましたね。温サラダだけに、温めでしたけども、ごめんなさいましね言ってもいいですか。これなら盛り付け云々を別にしてワタクシでも十分美味しく作れますわと思いましたです。ま、悪くはなかったけど。
次、デザート
盛り付けは素敵なのよ、ええ。
丸まってるイッタンモメンみたいなのはパースニップの薄切りで、甘い味付けになっておりました。結構筋っぽいのよね、パースニップって。結果から行くと、ベジにこだわるのはいいんだけどここまで奇をてらう必要はあるんだろうかと。確かに盛り付けがキレイなので目は奪われるんだけどお味がね。やっぱりスイーツはスイーツの掟というか、ある程度は甘みがないと嬉しくないんじゃないかしらね〜。ま、でもこういうアバンギャルドなのがお好きな向きにはヨロシイんじゃないでしょうか。
てなわけでランチ2皿を終えたワタクシ達ですが、この間ワタクシたちの貸切状態。開店休業みたいな状態で大丈夫なんですかと心配しちゃうくらいでした。一人で店内に入ってきて何やら質問をして帰っていく人が2名ほどいたけどあれは何だったのかしら。それでもワタクシたちのランチが終了する頃になってやっと2組が入ってきて他人事ながらホッとしましたが、この調子だと存続が危ないんじゃないかと心配するワタクシです。もしかしたら夜はもとバーだっただけに賑わうんだろうか(夜はタパス形式だそうだ)。 La Mercerieが良かっただけに惜しまれます。
てなわけで、この日はハズレだったのかもしれないが、なんとなくリピはないな〜。でもここは週末にブランチもやってるらしいのでそっちを試すのもヨロシイのではないかと(さてどうだろう)。
Hortense Chapitre 2
(Google mapではHortense Spirits & Cocktailsじゃないと出ないのでご注意を)
2, rue de Vergnies 1050 Bruxelles
tel: 02 514 43 47
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