Ici

2015/02/06Bruxelles.Comments: 0

ブリュッセルにはブランチの美味しいお店が結構あるらしいです。あるらしい、と言うのはワタクシがまだ一度もブランチを試したことがないからなんですが、このブランチどうやら流行りみたいですね。しかしいくら流行りとは言え、土曜日の午前中はSeanの補習校があり〜のお買い物しなきゃいけない〜のでとてもじゃないけどブランチなんて優雅なことやってられませんわね。それにブランチといえばサンデーブランチを思い起こすのにもかかわらず日曜日お休みのところもあったりで使えないのである。ったくこういうところはカトリックの国って頑なに日曜日は安息日、を守りたがるから困る。じゃあ日曜日に開いてるところに行けばいいじゃないのとなるんですが、日曜日くらい朝寝坊して（Seanがすきっと通常通りに早起きしちゃうのでかなり難しいが）だら〜っとパジャマのままいたいよな〜などと思うとブランチどころではなくなっちゃうという我が家の事情につき、ブランチ未体験なワタクシなのでありました。でも1回位行きたいよな〜。でもブランチって結構お高いの。20ユーロ以上30ユーロ未満というのが相場でしょうか。そんなんで家族3人でブランチしようものならあっという間に火の車ですわよ、奥さん。
と、まあこんな具合でブランチがモード化しているブリュッセルにあって、そのブランチが予約しないといただけないくらい人気というレストラン、というかcantine（食堂）が我が家のご近所にあるんですね。その名もIci。日本語で「ここ」（笑）。非常にシンプルなネーミングで覚えやすくてヨロシイ。実は前々からココは行ってみたいな〜行ってみたいな〜と念仏のように唱えていたところなんですが、近いといつでも行けるしね、となかなか足が向かなかったのである。
で、今回Mibさんとお茶しましょ〜ということになり早速ここんちをご推薦いたした次第です。
超おしゃべりのワタクシ共ですので1時半頃からにしましょうかと待ち合わせしたものの、付近のお気に入りのブティックを冷やかしているうちに2時近くになったので、おおそろそろ行ってもいいんじゃないのと到着すれば

大盛況！
見事〜に100％女性客。でもってロンドンに住んでたことのあるMibさん曰く「やたらポッシュなお姉さん方が多いわね〜」と。ハイ、皆さん相当ポッシュでしたね（ポッシュなわりにおしゃれな人が多いので驚いた）。もう床に置いてあるバッグなんか（ポッシュな人達ほど大事なバッグを床に置く）ブランド物のオンパレードでしてね。もう2時だってのにぺちゃくちゃとおしゃべりに花が咲いておりまして、これはこの辺りにお住まいの有閑マダムのたまり場なんじゃないかと推測したワタクシです。
ほぼ満席状態の店内を見回して2箇所ほど人が帰ったばっかりというテーブルがあったので窓際の席に陣取ることに。
窓際って気持ちよくて好き（隙間風がはいってこなければね）

窓際には売り物の雑貨なんかも置いてあったり。
ヴィンテージのクッションがてんこ盛りになっている壁際にワタクシは座りましたが、確かにこれは落ち着きますね〜。まったりと長居してしまう気も分かる。
その壁際にはどど〜んと黒板があり、本日のメニューが可愛く書かれております

このメニュー見てるとお食事もヘルシーで良さげ。
ま、とりあえずお茶しに来たんだからお茶ね、お茶。

定番のアールグレイにしてみました。
ティーポットの蓋がないのが若干気になるけど（これはお茶を冷まして早めに退散せよ、またはお代りせよと暗に匂わせているのか・・・）まあ普通に美味しいお茶で合格点。
3時を過ぎた頃やっと人が引き初めて店内がまともに見えるように

バラバラのヴィンテージのイスがイイ感じ。
お昼を口にしていなかったワタクシ、さすがに少々小腹がすいてきたのでカウンターに何かつまめるものはないかと見に行ってみたら

スイーツ系は大分品薄状態になっておりました。有閑マダムたちが食べちゃったのね。でもグルテンフリーのものが結構あったりでヘルシー系なのが気に入りましたね。一瞬チアシードのポワールケーキにググっときましたがMibさんとシェアするとなるとあまりヘルシーなのもどうかと思われたので中でも一番売れ行きが良さ気だったクルミのケーキをオーダー。

中身がみっちり詰まったどっしり系でワタクシ好み。クルミも存在感バッチリで食べごたえあり。甘さ控えめで美味しかった♪
ここんちは夜の営業はないので7時で閉店。私達は4時近くまで居座っておしゃべりしまくりましたが、最後の方はお持ち帰りでやって来る男性がパラパラといて、さくっと何らかのスイーツをお買い上げして去って行く、という感じ。やはりあの有閑マダムの群れを見るとお昼時に足を踏み入れるのは男性には少々厳しい物があるのだろうか・・・。それにしても居心地よくてヘルシーでこれはまたごはんを食べに来たいな〜と思わせるIciなのでありました。