Musée Christian DIor

2023/11/13Bruxelles.Comments: 0

Granvilleの漁港の前にある魚屋さんのテラスで新鮮な魚を味わったワタクシ達。

いや〜美味かった美味かったと堪能した後は女性陣はいよいよメインのDiorの美術館へ。ちょっとお天気が崩れそうなそうでないような雰囲気はあるものの、晴れ女パワーがあるわ！といざ！！

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Musée Christian DiorはGranville中心部から少し離れた高台の住宅地に建っております。まあよく考えたら元は住居だったわけで閑静な住宅街（見晴らしの良さから恐らくこの辺は高級住宅地であろうね）にあるのも頷けますわね。

ちょうど展覧会「CHRISTIAN DIOR, LE GENIE D’UN CREATEUR」開催中で、ワタクシ達はお昼休みの後の13:30から入館することに。
こちらが入り口ざんす

まあ立派な門構えじゃありませんの。
恐らく建物はずっと奥の方で外からは簡単に見えないようになってるのね（でっかいお屋敷にありがちなタイプ）。
ここはお庭も有名でお庭だけなら無料で散策することができます

美しく手入れされた花壇が。
ここにはsalon de théもあって観終わったらそこでお茶でもしながらPaulが迎えに来てくれるまで待っていようかしらね〜などと言ってたワタクシ達だったんですが、残念ながらシーズンオフだったせいか閉まってて残念。
時間が来るまでお庭をお散歩したんだけど、あちこちにムッシュDiorにまつわる説明のパネルがあってなかなか興味深かったざんす。
こちらがお屋敷

今は美術館ですが、ピンクの壁がおとぎ話の館のよう。
さ、時間が来たんで中へ行ってみますか

こちら入ってすぐのサンルーム。
ムッシュDiorのラッキーチャームのスターが飾られておりました。
家族の肖像写真も

まあなんてお上品なご家族なのかしら。
多分前列にいる女の子が初の香水ミス・ディオールのイメージとなった妹カトリーヌでしょうかね。
ムッシュDiorの家族はお父上が成功した実業家で裕福だったんで、そりゃもう当時の栄華を忍ばせる品々が色々と展示してありましたね〜。
これは多分ムッシュDiorのものかと

モノグラム入りの食器。
このシックな色合いが素敵。
地上階の展示は子供の頃の家族の思い出の品々から当時の服などの展示、そして1階、2階へと階段を登るといよいよコレクションの展示が

ジェットセッター的な。
彼はエールフランスの制服もデザインしたことがありますよね。
こちらは初期のウエストをキュッと絞ったドレス

今でも十分着れそうなデザインが素敵。
そしてDiorといえばコレ

お馴染みミニチュアサイズのドレス。
カワイイ〜。一つ欲しい💖
当時Diorのイラストを手掛けていたルネ・グリュオーのデッサンも

アメリカ旅行でインスパイアされたもの？
様々な「ライン」を発表したDior

年代ごとのラインのドレスが展示されて。
3階にはオリジナルのテキスタイルが展示されてて、Yさんはさすがデザイナーだけあってじっくり観てましたね〜

ムッシュDiorはアニマルプリントがお好きだったご様子。
こちらは1955年のデフィレのラインナップ

この年はすべてのモデルがAで始まっておりますね。
よくぞこんだけの違う名前を思いつくものよね〜と感心しちゃいますわ（笑）。
ワタクシ的にはやっぱりビジューに目が行きますわね

ラインストーンのリボンがワタクシ好み💖
この美術館は個人宅だっただけにとってもこぢんまりしていて小一時間でサクッと観られちゃいました。でも、ワタクシがロンドンのB&Aで観たDior展では展示されてなかったものもあったりしてなかなかおもしろかったざんす。
ちょいと早めに終了してPaulにお迎えをお願いすると、旧市街を散策中だったそうで、観ようと思ってた市の博物館や協会は残念ながら閉まってて観られなかった模様。
Paul達が来るのを待つ間その辺をお散歩でも〜と思ったんだけど周りは住宅しかなくて特にお茶もできるような小洒落たカフェもナシ。ちなみにMusée Christian Diorのお庭から眼下に見える海辺の街まですんごい急な階段で直接降りていけるようになってたんだけど、あまりに風が強すぎてワタクシ達は早々にギブいたしましたが、さっき美術館のサイトを見てみたら、いきなりこんなお知らせが

なんと先の嵐Ciaranのせいで美術館は2024年春までクローズですって！
いや〜確かにこの日のGranvilleはやけに風が強かったんざんすよ。ノルマンディから戻ってきてすぐにニュースをつけたら、いきなりGranvilleの映像が出て、大変な事になってるってやってまして、いやいや〜ワタクシ達つい数日前に行ったばっかりなんですけど〜って思っちゃいましたもん。その惨状たるや、高波で道が水浸しになるわ、屋根が飛ぶわ、木は倒れるわでそりゃもうスゴい被害だったみたいざんす。今もまだCiaranの影響は残ってて一日も早くあの美しい街に戻ってくれることを願っております。