ヴェルサイユぶらぶら

2023/08/24Bruxelles.Comments: 0

泊まってるPP宅のViroflayからVersaillesまでは車で10分足らず。距離にして3キロちょっとという絶好のロケーション。せっかくヴェルサイユに数分のところにいるんだからヴェルサイユ宮殿を観光しないとね、とは思いつつ、行列が苦手なワタクシは若干及び腰。それでもまだ宮殿内部を見たことのないSeanにはせっかくだから見せてやりたいという親心。もう16歳なんだから一人でも観光できるであろうということで行列回避の唯一の手段であるガイドツアーにぶち込むことに。

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いえね、実際はワタクシも一緒にツアーに参加しようと思ったんざますよ。でも一人分のツアーの料金がめぼしいところを見学できるのだと45.5ユーロ（結構いい値段）なんで、既に宮殿を少なくとも2回は観たことのあるワタクシはまあいっかということで参加しないことに。そしたらSeanったらボク一人でいいから！ですと。なによ、冷たいわね。フン。
一応jardinは9年前に家族で見て回ったんだけどそんなことはすっかり忘れているというSean。

まあ、楽しんできておくれということで当日

待ち合わせはルイ14世の銅像の下。
Paulが車を停めに行ってる間、Seanを待ち合わせ場所に置いてワタクシはちょっと入り口の方まで偵察に。
そしたら

ちょっと・・・なんすか、これ？
トロンプルイユの看板で中が見えないようになってるじゃないの。しかも一部はミラー仕様になってるの。こんなのいつから作ったんだろうか。外から写真撮影できないようにしてるってことざんすか？一応係員は見張ってるけどこの看板のゲートはチケットなしでも入れて車寄せの広場に出ると宮殿入り口が拝めるという次第。ざっと見る限りでは朝10時半なんでそれほど行列もできてない様子。状況確認してSeanの方へ戻ると、もうPaulが戻ってきておりました。もっと駐車するのに手間取るかと思ってたんで「アラ早いわね」と言えば宮殿のすぐ前の駐車場に停めたんですと。へ〜そんなに空いてんの。ヴェルサイユ宮殿と言えばルーブル美術館と並んで行列必至と思ってたんでちょっと拍子抜けしちゃいました。
要するに夏のヴァカンスは団体の観光客が多いってことざんすね

見よこの観光バスの群れ（実際はもっとあったのだ）。
そうこうしてる内にツアー参加者の点呼が始まったのでワタクシ達はSeanを残してヴェルサイユ散歩へと出発ざんす。
まずは宮殿からほど近いルイ14世ゆかりの教会Notre-Dame Versailles

絶賛改装工事中。
王家ゆかりとは言え結構こぢんまりしてるような印象が。
内部もキンキラしてると思いきやわりと地味

キレイにお掃除された白い壁が眩しいざんす。
Notre-Dameだけにマリア様もあちこちに

王家仕様なのかこのマリア様には金色の星が散りばめられててワタクシ的にはツボ。
地味だけどやっぱり所々に王のシンボルが

太陽王ルイ14世らしく金ピカのお日様。
見学している間、練習中のパイプオルガンが響いておりました。練習だからか間違えてもご愛嬌（笑）。
教会を後にして今度はmarchéへ。
ヴェルサイユにはcarréと呼ばれるいうマルシェのある場所があるんですが、これがmarché Notre-Dame。
広場が4つの建物から成る正方形のmarchéになっているのでcarréなのである。
早速マルシェを見てみよう

ここはCarré aux herbes。
herbesというくらいなんで青物市場ってことでしょうかね。
中はどうかというと

観光客らしき人々で賑わっております。
しかし、この賑わってるのは入り口部分だけだったりして（汗）。ヴァカンスあるあるで夏休み中のお店が軒並み閉めちゃってるんで見るべきものがあまりなかったりするんですね。このマルシェはまだマシな方。
Carré aux herbesを抜けると次は

Carré à la farine。
farineといえば小麦粉。ってことはパン屋さんとかがあるんだろうか。このマルシェはまだジモティがお買い物してましたが、やっぱり閉店中のお店が多いんで内部にはあまり人がいない。
その次のマルシェは

Carré à la marée。
maréeだから潮、つまりお魚系ってことざんすね。しかし、もう入り口から既に閑散としてる感ありありで。お店がほとんどしまってて通り抜けすらできないというね（汗）。
最後のマルシェなんか

門閉めちゃって入れないのよ。
賑わってるように見えるのは広場の中心部

土産物系とか安っぽい服とかそんなのを売ってる屋台が並んでおります。
でもそんなに流行っているようには見えぬ・・・。
マルシェの建物自体は賑わってたらきっと素敵に見えるんだろうが、こうも閑散としてたら侘しいわ・・・。
侘しさを後にして（笑）次は宮殿を挟んで反対側にあるカテドラルを目指します。途中、PPの子どもたちが通ったリセとか見ながらCathédrale Saint-Louis de Versaillesに到着

ここは外壁のお掃除が終わってて清々しいほどキレイ。
中もキレイになっておりました

王家の教会とあまり変わらないようにも見え・・・（汗）。
でもシャンデリアが沢山下がってる分、こっちのほうがちょっと豪華に見えるような。一応ここは大聖堂なんで先の教会よりは大きいはずですがね。
サクッと見学してそろそろSeanを迎えにボチボチ行くか、ということで宮殿の方へとまたぶらぶらと。
宮殿の近くには王様の菜園があるのだ

奥の方にきらびやかな門が見えますね。
ここは見学は有料なんでワタクシ達は時間がないから見なかったけど、それなりにビジターはいた模様。
Seanのツアーはだいたい１時間半だということなんだけど（11時開始）自由時間があるから終了時間が読めないんで電話をするように言ったものの、なかなか電話がかかってこない。1時を過ぎたところで電話をしてみたところ「今自由時間だけどボクもう一回全部観たい」って。そうか、そんなに気に入ったのかい、じゃあ気が済むまで観てきなさいということで、2時頃を目処に電話してもらうことに。その間ワタクシ達は一体どうしようかと思ったものの、中途半端でjardinも観る時間もないし、仕方ないから座って休憩するというPaulを残してワタクシは一人アラン・デュカス監修のレストランを覗いたり、ブティックを冷やかしたりしてたらSeanから電話が。あんなに全部観る！と鼻息荒かったのにどうやら速攻で飽きたらしく（多分お腹が空いたと思われる・笑）もう戻る〜と。戻ってきたSeanにどうだった？と聞いてみたらさすがにすごかった〜と写真を色々見せてくれました。今年ヴェルサイユ宮殿は完成から400年目の誕生日だそうで、さぞかしキレイにお色直ししたんだろうな〜と想像できるんで、やっぱりワタクシもSeanがなんと言おうと一緒にツアーに参加すればよかったかもとちょっぴり後悔いたしました。次に機会があれば是非。