モナ・リザ狂騒曲

モナ・リザ狂騒曲

あまりの暑さでランニングにショートパンツという出で立ちの本日のワタクシ(笑)。
昨夜は暑くて寝苦しかったざんすね・・・。ブリュッセルでは31度とかそんな感じだったんですが、Parisなんて35度ざんすよ!9月にこの気温はちょっと異常ですわ。もしかしたら東京なんかより暑いんじゃないか。まだ夏は終わらない様子ですね〜。

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さて、IRASSHAIで少々ガッカリなお昼ごはんを済ませたワタクシ達、いよいよルーブル美術館のガイドツアーへとGoGo。
ええ、ガイドツアーに参加したんですの。Paris Museum Passもノルマクリアしたし、Seanは入場無料だし、ガイドツアーにわざわざ参加しなくたって良いんだけど、それもこれもあの長蛇の列を避けたいがため。まあツアーには色々種類があったんですけど、一番お安くて(笑)Seanがルーブルデビューということで初心者向けのにいたしました。

rue du Louvreをもと来た道を戻ってせっかくだからcarré de Louvresを通ってピラミッドの方へ向かってみれば


げ〜😱
おまけにパラパラと小雨まで降ってきちゃってイヤな展開。予約のチケットにはきちんとどこに集合とか分かりやすく書いてないんで、自力でその集合場所を探さないとならぬワタクシ達。一応列には並ぶんだろうがどの列なんじゃと辺りを見渡せば、向こうから係員らしきお兄ちゃん二人連れがやって来た。こういう時この手の係員ってのはあまり役には立たないというのがお約束なんだけど時間が迫ってきていることもあって背に腹は代えられず兄ちゃん達にガイドツアーの集合場所はどこでしょうと聞いてみると、こっちの(2列あるうちの人が少ない方)に並んで受付で聞いてみてくださいと。聞くだけでも並ばんといかんのかと納得行かないんだけど仕方なく並んで数分後、やっと受付、というか小さい可動式のテーブルみたいなのにいるおっさんにたどり着き、またしてもカクカクシカジカと説明をしたら、おっさん笑いながら「あ〜それはここじゃなくてRichelieuの方に行かないとダメだね〜」ってなんやそれ〜!詳しいことまでは教えてくれないんで列を離脱して今度はRichelieuの方へと移動。このへんはワタクシもパリコレの展示会なんかでCarrousel du Louvresに来てたんで勝手知ったる感じで小走りでそっち方面へ向かうとまたしても行列が(ウンザリ)。行列と言ってもここのはミニ行列で、しかも行列の先には何やらゲートがあるのが見える。ここはあのゲートで聞くしかなかろうとごめんなさいよごめんなさいよと侵入して聞いてみればやっぱりここだという。ガイドツアーなんですけど?と訴えるんだけど「そんなもん知らん、とにかく並んで!」と言われかなり頭に来たんだけど並ぶしかないんで仕方なく列の最後尾に付いてじわじわとゲートへ。ま〜結局ルーブルに到着してから最終的に結局ゲート通るまでに30分近くかかりましたかね・・・。余裕みて到着したのに結構ギリギリになっちゃって超焦りましたわ。ゲート通ってからもガイドツアーの間みたいな控室があって(クロークの奥の方)指定された番号の部屋で待機するんざます。なにしろルーブル美術館なんて20年ぶりだろうかって言うくらい来てなかったんで、やけにモダンでオフィスみたいな設えの控室にちょっと居心地悪かったりするのである。遅刻しそうかもと思ったらワタクシ達が一番乗りでしばらくしてから三々五々他の参加者が到着してガイドのお姉さんも現れたんでいよいよ出発。最初にガイドのお姉さんがルーブル美術館初めての人〜?と聞いたら8割位が手を上げたのにはちょっとビックリいたしました。一応フランス人ばかりのはずなんで、いい大人のフランス人でもまだルーブル観たことない人っているんだねと。
ガイドツアーはまずルーブルの地下の中世の昔のお城の土台的なところを見学。昔こんなの見れたっけ?改装とかかなりやってたからもう昔の面影はないかもしれぬ。でっかいファラオンの頭像を観たらいよいよメインに突入ざんすよ。
まずはこの方から


ミロのヴィーナス。
もっと混み合ってるかと思ってたんだけど意外と人気は薄め(笑)。じっくりお尻の方まで観れて満足満足。
お次はこちら


サモトラケのニケ。
ワタクシが昔観に来たときは、正面の大階段のてっぺんにどど〜んと鎮座していて迫力あったもんですが、今はなんとなく横から観る感じでちょっと神聖な雰囲気は薄れちゃったかな〜。
こちらガイドのお姉さん


Mériam(メリアム)ちゃん。
真っ赤なルージュがカワイイお姉さんでした。参加者の質問にも丁寧に答えてくれて好感度高し。まだ若いよね〜。
こちらはニケの手


親指と薬指だけ。
でも中指だけ残ってなくて良かったよね〜。あ、でも逆にその方が面白かったか(笑)。
でっかいダイヤモンドなんかを拝んでから、だんだん人が多くなって来たね


Denonのメインの廊下ざんす。
ここにはダ・ヴィンチの有名な絵画がいくつかあるんですが


聖アンナと聖母子。
ワタクシは岩窟の聖母と並んでこの絵は結構好きなんですよね〜。特にこの聖アンナの顔なんかモナ・リザにそっくりなんで同じモデルなんじゃないかと思うんですが。こういう素晴らしい絵があってもここの廊下を通る人達はもうこの先にあるあの方のことしか考えてなくて気もそぞろに見えるのだ。
この方ね


部屋に入るなりこの有様。
前もってガイドのMériamが人だかりで多分ゆっくりと見ることは多分できないと思うと言っていたんですが、これほどとはね・・・。
想定通りだったんで部屋の脇にある空間に寄って絵の解説をしてもらってからJocondeを横に見ながら通り過ぎる


囲いがあったりでこれでまともに鑑賞できるのかっていう。
とにかく人人人。Mériamによれば通常だと大体20分もあれば正面に出て観られるはずだということで、まあ時間もあるし後でトライしてみようじゃないかということで後にしたワタクシ達なのであった。
しかし、この部屋には他にも素晴らしい絵が展示されているというのに、ほとんどの人はモナ・リザだけを目当てに行ってる感じで他の絵には目もくれていない雰囲気。なんだか他の絵が不憫になっちゃいましたわ・・・。
モナ・リザの後は少しトーンダウンしたものの一応有名どころの絵もちゃんとチェック


ダヴィデのナポレオンの戴冠。
奥の方に座っている女性3人の真ん中はナポレオンの母君だそうで、実際には妻ジョゼフィーヌと折り合いが良くなくて戴冠式には出席してなくて、後で書き足されたんだそうな。今で言う忖度ってやつざんすね(笑)。まあ、戴冠式に自分の母親がいないんじゃ体裁が悪いんで足してもらったということですかね。
そんなわけで一通り有名な絵は観たということでここにてガイドツアーは終了。Mériamちゃんとはここでお別れ。参加者も解散して各々の目指すところへ別れていきました。さて、ワタクシ達はMériamの言葉を信じてモナ・リザを観るべくもう一度あのカオスへと向かったのでありました。
さ〜並ぶよ


人の頭しか見えんわ(怒)。
Mériamは20分って言ってたけど、と〜んでもありませんわ。遅々として進まないんですのよ。ワタクシの隣に若い姉ちゃんがいたんだけどこの姉ちゃん、一歩進むごとにセルフィーしてインスタライブかなんだか知らないがアップしてるの。でもって一歩でも前に行こうと隙あらば抜かしてやろうって気マンマンでグイグイ押してくるのよ。ワタクシなんかチビだから前から後から押されて息もできないくらいで、ここでコロナ罹ってる奴がいたら一発で感染っちゃうレベルの超密な状態。ワタクシの前にはリュックを背中にしてる男性(リュックは背負っちゃダメなはずなんだけど)、後ろはそのリュックを前にしてる男性がいてリュックでサンドイッチにされて息苦しいのなんのって、もう。やっとJocondeが見えてきたと思ったら家族全員で納得行くまでセルフィー取りまくってる奴らとか、もうそんなのばっかりでこんなんじゃそりゃもう先に進みませんがな。ここまでで既に30分は経過してて、もういい加減ウンザリしたものの、中途離脱もままならず仕方ないから押されるままに前に進むしかないと言うね。
さ〜やっと正面だ


遠いわ・・・。
ワタクシが最後に彼女を見たときはこんなふうに部屋の正面の展示じゃなくて部屋の横で防弾ガラスのようなケースに囲われて展示されてたと記憶しております。で、もっと近くで観れたし、ここまでの混雑具合じゃなくて部屋の横だっただけに通り過ぎる感じで移動しながら観たんじゃなかったかな〜


彼女はこの狂騒ぶりをどんな気持ちで眺めているのやら・・・。
しかしこんだけ押し合いへし合いでぐちゃぐちゃになりながら観てもミステリアスもへったくれも何も感じませんわ。じっくり見ることもできないまま苦しいんで離脱しようにもできなくて、キレたSeanは柵をくぐって強行突破したら係員に「危険だからやめなさい!」と怒られちゃったけど、そうする以外にどうやってこのカオスから出られるっての。ワタクシなんか押されっぱなしで身動き取れなくなったんで係員に身振りで出られな〜いと示したら柵をずらしてくれたんだけど、そこをこれ幸いにとぐいぐい出てきやがった中国人の兄ちゃんがワタクシの行く手を阻んでセルフィーやり出すもんだからワタクシもうあったま来ちゃいまして「dégages!(どけ!)dégages!」とバッグでペシペシ叩きまくってやっと離脱成功ですわ。ワタクシがほうほうの体で外に出たのを観てた係員の姉ちゃんたちがワタクシが怒ってたのを見て「dégages!だって」とイヒヒイヒヒと笑いやがるんでこれまたムカついて「そうよ、どかないやつが悪いのよ!」と言い返してやりましたわ。あ〜ムカつく!
そんなこんなでモナ・リザをやっとの思いで観終わったワタクシ達、さっさと離脱完了してたPaulと合流して一息つくとSeanが「もういい、ボクはもう観たくない」と。え、そうなんですか?まだ他にも観てない有名どころはたくさんあるんだけど?せっかく初めてなんだしもうちょっと堪能してからにしたらと説得したものの、どうやらモナ・リザで精魂尽きた模様。でもワタクシはまだ観たいものがあるんで、ホールまで一緒に降りてPaulとSeanを残してひとり再びRichelieuへと。
ワタクシ、個人的には今回のガイドツアーで見学したDenonよりもRichelieuの方がずっと好きなんざんす。白い大理石の彫刻がゆったりと並んでる広間とか、特にフォンテーヌブロー派の絵画が大好きで。せっかくここまで来て観ないまま帰るなんてありえないんで、とにかくフォンテーヌブロー派がある2階を目指してエスカレーターを登るべし登るべし。
さ〜これからは一人で落ち着いて観ますわよ。幸いあんだけごった返してたDenonに比べて人も少なくて落ち着いて観られるんでゆっくり堪能いたしますわ。
ワタクシが観たいのはフォンテーヌブロー派と言えば、の「ガブリエル・デストレとその妹ビヤール公爵夫人」。真っ先に観たかったので学芸員の女性にどこかと尋ねれば、ニッコリと微笑んで「ここを真っすぐ行けばすぐに観られますよ」と教えてもらったとおりに行くと


アラ、お久しぶり。
う〜んやっぱりいいねえ。じ〜っくり細部まで観て堪能させていただきました。帰るときももう1回観てお別れを惜しんだワタクシざんす。
他にも


クラブのエースを持ついかさま師。
蝋燭の火で有名なジョルジュ・ド・ラ・トゥールの有名な絵ざんすね。
アングルも


オダリスク。
いいわ〜このお尻、大好き💖
他にはルーベンスの部屋の巨大な絵も見応えがあって素晴らしいんです。う〜ん、やっぱりワタクシはこのRichelieuのフランス絵画とかフランドル系のコレクションのほうが断然好みざんすね。
じっくり観てSeanとPaulのところに戻ると2人はベンチに座ってぼんやりまったりとワタクシを待っておりました。まあ、Seanは今回が初めてなんでね、まだこれからも観に来る機会はあると思うんで次回はもっと別のルーブルの作品を見てもらいたいもんだと思っております。

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