BayeuxのL’Angle Saint-Laurentでランチ

2023/11/19Bruxelles.Comments: 0

Yさん一家と別れて更にノルマンディ旅行を続ける（た）ワタクシ達。
少しでもBruxellesに近づこうということでセーヌ川の近くにあるノルマンディのヴェネチアと呼ばれるPont-Audemer（ポン・オードメール）という街に次なる宿を予約いたしました。

みなさ〜ん、こちらを↓ポチッと応援お願いいたしますね✨

人気ブログランキング

こっちもね💕

にほんブログ村

BriquebecからPont-Audemerまでは大体2時間から2時間半で行ける距離なんですが、折角だから寄り道しながら行こうじゃないのということで、ちょうどルートの半分辺りにあるBayeux（バイユー）でランチでもしながら観光することに。
ワタクシが予約したのはBayeuxのほぼ中心地にあるレストランL’Angle Saint Laurent

このレストランはミシュランのビブグルマンが付いていて評価もなかなか良かったんで決定いたしました。一応Paulのバースデーのお祝いでワタクシのおごりなんでそれなりのところでないとね。Seanはおまけでいつもごちそうになれて良い身分ですわ。
Bayeuxに11時半に到着して最初に見つけた駐車場に車を駐めてみたら、なんとその駐車場の真ん前がレストランだったっていうね

角地の（日本で言えば）一等地。
近頃流行りらしいParisのカフェとかレストランで良く見る造花の藤がこんもりとデコレーションされております（ワタクシ的にはこのデコレーションはいまいち好きになれないんざます。ちょっと安っぽい感じがしちゃうの）。
予約の時間は12時で、まだちょっと時間があるんで付近をさらっと散策してから入店いたしました

どこか田舎のお家のようなほっこりした雰囲気が。
奥にはちょっとした書斎のようなスペースも

本棚があったりしてコージー。
既に子供二人を連れた初老のご夫婦がテーブルに着いていて、ヴァカンス中にお孫さんを預かった老夫婦と言った趣。もしかしたら常連さんなのかもしれぬ。
ワタクシ達の席は窓際

陽の光が眩しいくらいの良いお天気。
ここはランチがとってもお値打ちなんで、迷わずランチをチョイスいたしました。
その前にアペリティフはいかがですかということで、おすすめされたpommeau（ポモー）

りんごのお酒ざんす。
pommeauはアルコール度がシードルより高くカルヴァドスより低くて約１７％。飲みやすいですよ〜ということでSeanもお試し。確かに梅酒みたいな味わいで油断するとどんどん飲めちゃいそうでヤバい（笑）。
ワタクシ達がオーダーしたのはretour de marchéという3皿で25ユーロのコース。これが2皿だと19ユーロというとっても良心的なプライスなのである。
こちらがオーナーのSébastian

話し好きの気さくな男性。
お話を聞いたところでは、彼はシェフ業は任せてフロアの方をもっぱら担当しているんだそうな。接客の方が楽しいんですって。
さて、まずはアントレから

Croustillon de moules, Bouillon crémé & champignons acidulés
カリカリのムールにクリームスープとピリッとしたキノコ。これはパイ生地にムール貝がサンドされてクリームスープがソース風になっててシャンピニオンが散らされているという感じ。パリッとしたパイ生地とムール貝が絶妙にマッチしててクリームソースに絡ませていただくとこれがまた美味しいの。アントレだけどそこそこボリュームがあって満足感アリ。
お次はメイン

Fillet de lingue rôti au curry,　　Riz pilaf & légume sauté
タラ（の一種）のローストにカレー添え、ピラフと野菜炒め。これもカレーと言ってもあのカレーというわけじゃなくてお上品なカレー風味のソースがムース状になってる上に野菜炒めが敷いてあって更にその上にたらのローストが乗っかってるという手の込んだ一皿。周りにはビーツのソースが線描きしてあります。ピラフは細ネギとか葉野菜がまぶしてあるバターライスみたいな感じ。淡白なお味のタラは皮目もカリッと焼けてて優しいお味のカレーソースとビーツのソースと良く合ってなかなか美味。
そして最後はデザート

Clafouti pomme-figue
りんごとイチジクのクラフティ。クラフティというとクッキー的なのがゴロゴロ乗っかってるイメージですが、これはゴロゴロはすごく控えめでどっちかって言うとフランっぽくて甘さ控えめのワタクシ好み。
実は、Bricqbecに滞在してるときにYさんがむいてくれたドーバーのフェリーでもらったっていうりんごを一切れ食べたらいきなり喉がイガイガになって目がみるみる赤く充血しちゃいまして、思いっきりアレルギーの症状が出たんざます。これまでりんごでアレルギーが出たことなんて一度もなかっただけにちょっとびっくりいたしました。たまたまアレルギーの薬を持ってきてたんで服用したら翌日はアレルギーは消えてたものの、りんごでも出るのか〜とちょっとショック。これで既にNGとなったさくらんぼ、桃、クルミ、アーモンドに続いて今度はりんごもプラスということで、いや〜そのうちフルーツ全般が全部NGになったらどうしようかとドキドキしちゃってるワタクシざんすよ（大好物のぶどうだけはアレルギーにならないでと祈っております）。
そんな一件があったんでこのデザートのりんごというのがちょっと心配だったんですけど、どうやら調理されたりんごは大丈夫でしたわ。やれやれ。
食事も一段落してちょいとお手洗いにと席を立って奥へ行くと

奥の部屋に親子3代の家族が。
ヴァカンス中だからか、子供連れの家族がチラホラ見受けられたんだけど、これは多分10歳までのお子様用メニューが15ユーロで提供されてるからなんじゃないかと。こちらはメインとデザートで。これなら大人もメインとデザートのコースにすれば19ユーロで懐にも優しいざんすね。見てたらどの子どもたちはみんなお行儀良くしてました。
最後はお茶を頂いて〆。ビブグルマンなのも納得のqualité prix（カリテ・プリ　- つまりお値段は安くてもクオリティが良い、美味しいという意味）のレストラン、Bayeuxにいらしたら是非立ち寄ってみてはいかがでしょう。