La Cité de la Merで潜水艦に潜入す

La Cité de la Merで潜水艦に潜入す

まるで罰ゲームのような道路工事中&渋滞のをサバイバルしてやっと到着したCherbourgのLa Cité de la Mer(海洋博物館)。
場所的には中心地からも近い港の埠頭にあって分かりやすいと思うんだけど、とにかくたどり着くまでに45分近くかかっちゃったのであった。それでも建物は昔のドックだったと思われるインダストリアルな匂いがプンプンする巨大な建物でなかなか素敵なのである。

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この博物館には3つの見どころがあって、1つ目は巨大潜水艦、2つ目はタイタニック号、そして最後は水族館。

既に中に入ってたY氏と男子2名と合流したワタクシ達、早速チケットを購入すべくカウンターへ。ここの料金は大人19ユーロ、5歳から17歳は14ユーロで、16歳のSean達はなんとか子供料金(でも普通の美術館みたいに無料じゃないのね)。
このチケット購入時に受付のお姉さんが「こちらではまず潜水艦を見ていただいて次にタイタニック号の展示、最後に水族館という順路で見ていただくとよろしいかと思います。一応前もってお知らせしておきますが全部見学するのに最低でも3時間くらいは見ていただいたほうがよろしいかと・・・」って。この時点で時間は既に3時を少し回っておりまして、閉館時間が6時なんでどう頑張っても全部観るのなんて無理。しかも翌日はYさん達一家はイギリス目指してフェリーに乗るんで(今度こそは乗り遅れたくない)荷造りもしないとならぬということでできれば5時か5時半には撤退したいというのが希望。まあね、あの道路工事の市内ぐるぐるさえなかったらもうちょっと時間はあったはずなんで、ワタクシ思わず「実はここにたどり着くまでがそりゃもう大変で45分くらいロスしたんですよ」と言ってみたら、お姉さん「ええ、もうこの3年位ずっとこんな状態なんですよね〜」とニッコリ。単なる道路工事に3年もかかって一体何工事してんの?と日本人のワタクシは首をグリグリ捻りたくなるんですが、後でお宿のオーナーさんにこのことを話したら「Cherbourgなんて元々大してキレイでもないのにず〜っとあんな工事してサイテーなのよ」とミソクソに言っておりました(笑)。
さて、そんなわけで3つある見どころの内順路のラストにある水族館はワタクシ達的にはそれほど重要ではないってことで観ない方向でまずは巨大潜水艦へ行ってみよう!
手始めに外から


はるか上の方に見えております、La Redoutable (恐るべき)という名前。
いやこれが大きいのなんのって、こんだけよ


写真に収まりきらないの。
はるか彼方に最後尾が見えているんですが、とにかくデカい。La Redoutable、恐るべきとは名付けた人もこの大きさゆえ命名したんでしょうが、いやいや恐るべし。
こちらがその紹介


これに拠ると、全長128m、幅10.6m、喫水(難しい言葉ですが船の一番下から水面までの高さだそうな)10m、そして重量8000トン!
出来上がったのが1967年だから今から56年前。50年以上前にこんなすんごいのを作っちゃったってフランスの造船技術半端ないざんすよ。っていうか、こんなのが水中にいたら速攻で見つかっちゃうんじゃないんだろうかと素人は余計な心配をしちゃうんですが、こうやって無事に展示されてるってことはお務め終えるまで無事だったってことで。
スクリューもこんなにでっかいし


こんなん落ちてきたら確実に死にますわ。
ワタクシ達はこの手の潜水艦を見るのは初めてではないんざんす。

3年前の夏のヴァカンスでブルターニュに行ったときにLorientの潜水艦博物館で観たFloreってのもデカかったけど、このLa Redoutableはその倍くらいの大きさだからたまげますわ。
勿論中も観られるのだ。これで少々コーフン気味だったのがY氏。なんでも一度潜水艦の中を観てみたかったんですって。
潜水艦だけに中はかなり狭いんで見学者がそれほど多くなくても立ち止まったりすると後ろが軒並み詰まっちゃうのが玉に瑕


チューブが入り組んでワタクシ達一般ピーポーにはどれが何だかさっぱり。
とりわけ興味深かったのが居住エリアざんすね


なんとなく屋根裏のchambre de bonneを思わせる個室。
こういう個室は階級が上の人用なんでしょうね。
こちらは下級士官用


3段ベッド。
起き上がったら頭ぶつけそうなんですけども(汗)。一番上のベッドにしかカーテンがないのはどうしてなのかしら。
こちらは食堂


なんとなく大衆食堂のような趣が(笑)。
その厨房


キッチンと言わず敢えて厨房ね(笑)。
そんな質素で質実剛健な雰囲気から一転してラウンジが一体どうしちゃったの的な


いきなりヴィンテージの名作チェアーみたいなのがあるんですけど。
ちょうどこの潜水艦が使われてた頃が思いっきり70sでスペースエイジが流行してた頃なんで、なんとなく2001年宇宙の旅を真似してみたんだろうか。
ワタクシが呻ったのはこちら


なんとKnollのEero SaarinenのチューリップチェアーにTecnoのT102Bテーブルざんすよ!
フランス軍なのにフィンランドにイタリアのデザインって(笑)。同じスペースエイジだったらフランス人のPierre Paulinにしても良さそうなもんだけど(笑)う〜んそれにしてもなかなか趣味が良いんじゃありませんの。
などとインテリアにうなりつつ、最後はお約束のコレで


魚雷ね。
まあ、当然火薬は入ってないんだろうけど(いやもしかしたらこの魚雷は核だった可能性もあったりして)こうやってガッツリ見せちゃうところはスゴいざんす。
Yさんとワタクシは最後の方はもう細かいところを端折ってへ〜ほ〜スゴいね〜とさらっと観ちゃったんで早々に外に出たんですが、流石に男子諸君はガッツリ観た様子。フン、何さ、最初提案したときには「興味な〜い」なんて言ってたくせして。そうは言っても一番最後までしっかり観てたのはPaulだったりしてね(笑)。
さて、潜水艦をガッツリ観た後は次の順路のタイタニック号の展示へ。
なんでも、タイタニック号はあの沈没する最後の航海でポーツマスを出港してここCherbourgに寄港したんだそうで、それがまさにこの埠頭だったそうな。で、2022年がタイタニック号が沈没して110年ということでこの博物館にTitanicが戻ってきたという触れ込みで遺品なんかの展示を行ったということざんすね。で、それがまだ今年も継続中というわけなんざんす


これは外観ですが、中ではやたらだだっ広い荷物預かりのチェックインカウンターも再現されておりました。
ここでの一番の目玉はなんといってもCherbourgから沈没するまでを時間を追って再現したミニフィルムざんすね。これが特に俳優が出演したり演出されてるというわけでもなく、甲板の定点から(ワタクシ達観客を乗客に見立てて)海を眺める形で乗船していた人たちの証言や当時の通信記録を所々に挟むだけというものなんですが、それだけでも最後の氷山にぶつかってからの刻一刻と沈んでいく様子がそりゃもう真に迫ってて、最後はド〜ンと海に飲まれて暗転、というのもなんとも言えず切なくてちょっとしんみりしちゃいました。
このタイタニックの展示を観終わった時点でちょうど5時半ごろ、じゃあそろそろ帰るかということで


ホールには年代も様々な色んな種類の潜水艦が展示されております。
小さめのを見て「お〜これってこの間潰れちゃったタイタンみたいなのなんじゃない?」なんてちょっとタイムリーな話題で盛り上がったり。
そんなわけで、これにてYさん一家とのノルマンディのヴァカンスも終了。Yさんとはほぼ一緒に生活してたような感じで別れるのがちょっと寂しくて名残惜しかったんですが、また次は東京で会おうね〜と翌日の朝お別れしたのでした。
そのYさん一家、朝は9時半に出発してなんと2時にはCalaisに到着できて一つ前のフェリーに乗れちゃったらしい。来るときは乗り遅れて一つ後ので、戻るときは早く到着して一つ前のに乗るって、なんだかフェリーって結構アバウトなんだな〜と(笑)。
さて、この後はワタクシ達家族だけでノルマンディのヴァカンスは続く〜💖

La Cité de la Mer
All. du Président Menut, 50100 Cherbourg-en-Cotentin, FRANCE
tel: +33 2 33 20 26 69

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