映画 オッペンハイマー

映画 オッペンハイマー

さ、寒いざんすよ、ブリュッセル・・・。
日中でも17度くらいしか気温が上がらないってこれはもう3月か4月はじめの気候なんじゃないだろうかと思われる今日のブリュッセル、雨は朝からず〜っと降ってるし、こういうお天気が続くと夏のカ〜っと照りつける日差しが恋しくなるのは人間の我儘なんざんすよね・・・。ブリュッセルはこんなお天気なのにワタクシの実家の方は39度とか、一体どうなってんの。

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コロナがほぼ収束して映画界も大分コロナ以前の状態に戻ってきた様子かと思いきや、ここに来てハリウッドの俳優組合がストを始めちゃってまたしても停滞するんじゃないかと言われておりますが。
そんな中での先週、「バービー」と「オッペンハイマー」が同時封切りになってメガヒットを飛ばして、巷ではこのヒットをバーベンハイマーと呼んでるそうざんすね。そんなバーベンハイマーブームに乗っかるべく月曜日にSeanと一緒にオッペンハイマーを観に行ってまいりました(「バービー」は観てない)。Seanとシネマに行くのは1年ぶりなんじゃないかな〜。コロナの前は時々連れ立って観に行ったもんでしたが、最近はSeanは友達とシネマに行くことが増えてきて残されたワタクシはすっかり足が遠のいてしまったのであった。今回は原爆の父と呼ばれるJ・ロバート・オッペンハイマーの伝記ということで日本人として、そして8月6日生まれのワタクシとしてはこれはSeanに見せるべきと思い、最初は「え〜いいよ」と言ってたところを「ホラ、クリストファー・ノーラン監督作品だからさ」と釣ってみたらノーラン映画ファンのSeanは速攻で食いついた(笑)。上映時間3時間なんで午前中から水分は極力取らないて開始前にはしっかりおトイレも行き(ここ重要)万全の体制で鑑賞いたしました。これが日本だったら熱中症になっちゃうかも(汗)。
さて、本編ですが、広島と長崎に原爆を投下する直接な描写はないものの、最初はドイツに落とすつもりで進行していたらヒットラーが死んじゃってドイツが降伏したんでサクッと日本へ落とす方向に転換するくだりで、もうちょっとドイツが踏ん張ってたら日本には落とされなかったのかも、とか、日本のどこに投下するか候補地を決める会議で、候補地が12ある中で大体何人くらいが死ぬかとか計算してたり、おえらいさんが「京都ははずそう、あそこは妻と旅行で行って美しい街だったしもったいないから取っておこう」みたいなことを言ってあっさり除外したっていうのが、なんとなく伝わってた話と一致してて、やっぱりあの話は本当だったのかと再確認したり。この12都市を選ぶのも人口何万人の都市で〜とかインフラがどれだけあって〜とか色々と議論してたみたいざんすね。後で調べたら彼らのリストでは名古屋はちょっと大きかったからなのか当初のリストからは外されたみたいですが、なんなら落とされてもおかしくなかったような雰囲気で、観てていや〜な気分になりましたわ。

そんな映画オッペンハイマー、インドで問題になってるシーンがあるそうな。その問題のシーンとはオッペンハイマーがフローレンス・ピュー演じる愛人ジーン・タットロックの濡れ場でタットロックが本棚からサンスクリット語の本を持ってきてここを読んでと言いながら事をいたす場面。この本がヒンドゥー教の聖典だったんで神への冒涜だ!とヒンドゥー教右派が反発しているとか。あのシーンではその後オッペンハイマーが原爆を作ったことによる影響をして「われは死なり、世界の破壊者なり」と言い表している重要なシーンなんでカットは無理なんじゃないかとは思いますが、かのインドでは「バービー」より興行成績が良いっていうのもなんだか皮肉な話で。
ワタクシの個人的な感想ですが、やっぱりこの映画は日本人にはちょっと見るのは微妙な思いがあるよな〜という感じざんすね。やっぱりアメリカがどういう被害があるかを知ってなお投下を決行した(しかも2発も)っていうのも、特に広島と長崎で被爆した方々やその家族の方々の気持ちを考えるとなおさらつらいと言うか。多くの人の生死をあんなふうに簡単に決めちゃっていいのかと(映画では数分で決定したような感じになってるけど実際はもうちょっと長く議論していたんじゃないかと思いたい)。物理学の研究と兵器開発の成果として実験が成功したときのアメリカ人たちが歓喜してるのを見るのもなんというか鼻白むというかね・・・。
そのあたりの日本人として心情的に許せない部分を置いておくとすれば(なかなか難しいんだけど)キリアン・マーフィーはいつもの癖のある雰囲気をそれとなく封印していてなかなか良かったし、豪華キャストがカメオ的に使われてるのを見つけるのも楽しいし(チャーチル首相でオスカー獲ったゲイリー・オールドマンがトルーマン大統領を演じてるのがご愛嬌)3時間があっという間に感じられるくらいエンターテイメントな作品でございました。
全世界でほぼ同時に封切られたのに日本ではまだ封切りが未定っていうのも良く分かる内容ではありますね。流石に8月に封切りなんてことはありえないし、かと言ってオスカーノミネートは確実なこの映画を年内に封切らないのも無理な話で、多分秋頃になるんじゃないかというのはワタクシの予想ざんす。

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