RocketmanをSeanと観ると・・・

RocketmanをSeanと観ると・・・

先月のカンヌ映画祭のコンペに参加したエルトン・ジョン御大の半生を描いた映画RocketmanをSeanの熱いリクエストに答えて先週日曜日に観に行ってまいりました。
Rocketman


主演はキングスマンで一躍有名になったタロン・エジャートン(日本ではエガートンと記述されることが多いみたいですがこっちではエジャートンですね。こっちのほうが発音的には正しいみたい)。
いや〜今回も良かったですね〜♪
なにしろ我が家ではこの1ヶ月位Seanが映画の予習さながらに毎日のようにエルトンの歌をYouTubeでガンガンかけておりまして、YouTubeでエルトン、飽きたらCDでクィーンみたいなローテーションで、ワタクシの耳はすっかりロケンロールになってしまいましたわ。この予習のおかげでSeanはエルトンの歌のイントロクイズならほぼ完璧な状態に。実際ワタクシはエルトンのヒット曲は知っているものの題名までは良く憶えていないような感じなんですが、Seanはガッツリ歌と題名がマッチしている様子。いや、子供ってスゴイね。っていうかそのくらいの情熱をお勉強にも注いでほしいんだけど(汗)。
さて、今回もお約束の朝イチの回で観てきました。封切りから2週目なんですっかりお客も減って快適。Seanは「よ〜し歌うか〜」と既にノリノリの様子。あまり大きい声で歌うとご近所に迷惑だから控えめにね、と諭すワタクシ(笑)。
それにしてもタロン・エジャートンは歌うまいね〜。噂には聞いてたけどびっくりした。ボヘミアン・ラプソディのラミ・マレックは口パクが多かったらしいがこちらは吹き替えなしの100%自前なんでスゴい。しかもかなりのナンバーを歌ってるし、パフォーマンスもエルトンそっくりで。
映画自体はボヘミアン・ラプソディとは違ってゲイの描写はオブラートかけずに直球で見せる場面も多くてバッチリR指定なんですね。あら嫌だSeanに観せちゃったわ(汗)。でも、Seanくらいの子供連れて家族で観に来てる人たちもいたけど、あの子は13歳以上だったんだろうか。でも入り口で何にも言われなかったから気にしないのかしらね?
当のSeanは途中のエルトンの豪邸のプール脇でマネージャーのジョン・リードがアシスタントの兄ちゃんを股間にひざまずかせてナニをナニしてもらってるところをしっかり憶えてて「あのプールで足のところに男の人がいたのって気持ち悪かったよね〜。音が聞こえてきそうだった〜」って。え、キミあれがナニって分かってんの?(大汗)ワタクシ若干怯みましたけど「うふふ、ほんとよね〜」とサラリとかわしておきました。
R指定だったんだけど、ワタクシ、どうしてもこの映画をSeanに観せたかったのですよ。どうしてかと言うと、今Seanはピアノに対して少々スランプというか弾く楽しさを若干喪失しちゃっておりまして、嫌いじゃないんだけど練習する気持ちになれないというか。だから子供の頃神童と呼ばれたエルトンを見て多少奮起してもらいたかったっていう下心があって。まあ、彼は天才なんでいくらなんでも一度聞いた曲をスラスラ〜っと弾くなんてのは無理ですが、せめてもうちょっと練習好きになってほしいな〜と淡い期待を寄せているワタクシですが、さてどうなるか。
肝心のSeanは流れる曲全部暗記してるんで曲がかかる度にワタクシに「これはホニャララ」「今度はホニャララだよ」と耳打ちしてくれるので解説いらずでした(笑)。耳打ちついでに歌ってるし。
監督はボヘミアン・ラプソディの尻拭いをしたデクスター・フレッチャーですが、ドラマ性を重視してた前作とはちょっと違ってミュージカル仕立てで軽い感じのミュージカル・ファンタジーだそうな。確かに、ガチガチのミュージカルとは違うし、でもヒット曲がたくさん流れるのでノリノリで楽しめる娯楽作品という感じですかね。
エルトンと言えばド派手なサングラスが代名詞なんですが、ワタクシは次々に登場するサングラスに目が釘付けでして。あれは間違いなくGucci提供であろうとガン見しておりました。だってコレクションのとそっくりなんだもん。Seanはラインストーンのハート型のサングラスがほしいんだそうだ。キミ派手好きなんだね・・・。
実は月末に小学校卒業のパーティー、いわゆるBoum(あのソフィー・マルソーのデビュー作のLa Boumね)があるんですが、Boumにはchicにしてきてねということで、Seanはすっかりエルトンに影響されちゃったみたいで「ママ〜ボクはエルトンみたいに白いジャケットに白いシャツに白いズボンで黒いネクタイして白い帽子と白い靴で行きたいの」と。
コレかしら


帽子が白くないけど。
元ネタはコレと思われる


でもシャツは黒いのよね。
あ、でもシャツを黒にしてネクタイも黒で白と黒にしたいって言ってたな〜。我が息子もなかなかの洒落者やのう。結局ZARAで白い麻のジャケットと蝶ネクタイをゲットして後は手持ちので格好つけることで落ち着いた次第です。ワタクシもたった1度のことで散財するのはイヤざますよ。
で、仕上げにワタクシのサングラスコレクションのラインストーンがびっしりついてるのを貸してくれとせがまれたんだけど、悪いがこればっかりはいくらキミの頼みでも貸すことは出来ぬとお断りしておきました。だって、パーティーでドンチャキやって落っことしてラインストーンがとれるやらぶち壊れるやらなったら泣くに泣けませんからね(だってヴィンテージなんだもの)。まあ、そのへんの適当なやつを貸してやろうと思っております。
Seanはボヘミアン・ラプソディのときもそうだったんだけど、やっぱりロケットマン観てかなり感動したらしく、以後毎日YouTubeでエルトン三昧でお風呂入る時もバスルームにスマホ持ち込んで鼻歌歌いながら聞くほどの惚れ込み様。どんだけ好きなの。
日本は8月後半に封切りだそうで、ボヘミアン・ラプソディの時みたいに大ヒットになるんだろうか。ワタクシは結構好きだったんでまずはサントラでも買うかな〜。

タロン・エジャートンがほんとに上手なのだ。

Seanには期末試験の成績がよかったらベストを買ってあげようと言っておりますが、さて・・・。

でも実はワタクシも欲しかったり(笑)。

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